ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

悪質タクシーやポーターの繁殖場所

2012-09-17 | ルーマニア・ブカレストの日常
さきの記事、『空港のセキュリティーレベルは最高度』に追加情報。このセキュリティーレベルは、あくまでも悪質なタクシーやポーターを排除するものであり、爆弾テロなどに備えるセキュリティーチェック(X線)などはまだ、導入されていません。たとえば私の訪れたことのあるイスタンブールやテルアビブの空港は、空港内に立ち入るだけで厳しいセキュリティーチェックあり。
 
以前、マイダーリンが日本帰省する私を、イスタンブールまで見送りに来てくれたとき、いつものようにアーミーナイフをキーホルダーにつけていました。金属探知機で引っかかり、「僕、見送りに来ただけ。飛行機には乗りません。」と言ったけれど、規則は規則、空港への入場口でID掲示のうえ預けることになってしまいました。あとでちゃんと返してもらえたから良かったけれど。
 


悪質なタクシーやポーターで以前から問題だったブカレストの3箇所、オトペニ空港・バネッサ空港・ノルド駅。とはいえ、この1~2年はいずれの場所もかなりテコ入れされ、「タクシー?」くらいは声をかけられるけれど、しつこく付きまとわれるほどではありませんでした。強引に荷物を運ばれることもなし。警察官やガードマンがしっかり見張っていますから。
 
8月の日本人女性暴行殺害事件を受けて、オトペニは先の記事の通り、最高レベルの見張りがいます。あまりにも緊張感漂い、居心地良くないけれど、とにかくいまは守られています。ヨーロッパ圏内のLCCが主に発着していたバネッサ空港は、メインのオトペニ空港の拡張工事完了に伴い、今年の3月25日以降は個人所有機やチャーター便のみの運行となっているので、一般市民が利用する場所ではなくなっています。
 


このバネッサで、今年の7月には盛大なエアーショー。空の上で急旋回したり、地上ぎりぎりまで急降下してきてまた急上昇したり、とスリリングな演技を見せてくれました。バネッサ空港への入場料が必要なイベントだったけれど、空の上まで入場券は不要。通りがかりの国道からでも十分チラッと見♪
 


ルーマニア国鉄CFRの発着するノルド駅は、数年前に改札口と入場券が廃止され(2007年夏、記事はこちらから)、誰でも駅構内やプラットホームに自由に出入りできるようになっています。これも警備が行き届いて、改札口無しでも悪質タクシーやポーターを排除しうる、との判断によるもの。たしかに、常に警備員と警官の巡回があり、「タクシー?」と声をかけられるけれど、「NU=!」と断ると、執拗な客引きは一切なし。

もともと、このように改善されつつあったのです。空港や駅で声をかけてくるのは悪人ばかりではありません。旅行者ならそれくらいの注意を払っていて良いくらいですが、必ずしもみんな悪人ではありません。私は何度も、「日本人ですか?困ったことはありませんか?」と親切に声をかけてもらい、乗り場やホームを案内してもらったり、荷物を運んでもらったりしたことがあります。大事なのは、見極めること。不安なときは注意を払う、不安でなくても納得できる情報を集める、そして自分自身で経験を積むことが大事。
 
空港や駅ばかりではなく、道行く街頭で、日本人と見て、片言の日本語で声をかけてくれる人もいるくらいです。ついこの間も、道を尋ねようと声をかけたルーマニア人から「こんにちは!」と返答が返ってきてびっくり~「僕、挨拶の言葉は知っているよ。日本が好きだからね。」と。それくらいの親日国です、ルーマニア。

(すぐ上の写真にご注目。ノルド駅で今年の夏。なぜかカタカナで「トウシバ」と書かれたリュック。ちゃんと意味がわかっているのかなあ~?)

余計かもしれないけれど、ワタクシ、マドモワゼルの経験上から補足:
トルコはいわずと知れた親日国。日本人の観光旅行客も多く、イスタンブールで、日本語で声をかけられること、とっても多いです。とても流暢に話す人が多いけれど、ほとんどが絨毯屋さんの客引き。または、話がはずんできたら「君と愛し合いたい。」などと言い出すナンパ野郎。

ルーマニアでは、それほど流暢に話しかけてくる人はおらず、日本人と見てとって悪さをしようとする人はおらず、自分の知っている単語で、日本人と会話が出来たら良いな、と純粋に思っている人ばかりのようです。(あくまでもワタクシ、マドモワゼルの経験値より)


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