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まとめ
① ドクトリンとは権力の理念
② 政治・経済の目的を達成するためには 大きなショックのあとが最善の時期である。ショックとは災害・経済の崩壊・テロ・戦争なんでもいい。 例 ソビエト連邦の崩壊
③ ショックで社会全体の抵抗力が弱まったとき 一気に国家の大改造をやる。過去には共産主義者やファシストもしたが現在の主要な思想は市場至上主義である。
イラク戦争後 なにが起きたか?
衝撃と畏怖を与えるということ 軍事インフラを叩くというだけでなく 社会全体へ刑罰を与える心理的なもの 電話回線の不通 停電 略奪 文化財流出の放置
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膨大な人々の意識を遮断し国民全体の理性を奪う。
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NYタイムス M・フリードマンは 国家建設ではなく国家創立(イラク)だという → 既存の文化・システムなどは邪魔になる
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アラブ世界の中心に モデル国家を据える そしてつぎつぎに国家を改造してゆく(植民地主義)
現代の最大の神話 「資本主義と民主主義はなかよし」は崩壊した。
以上
政治の仕組みや 急進的市場改造改革は大きな衝撃を与えたあとにする これはそのまま今3.11以降の日本にあてはまる。
国民の首をしめあげるあぶない法律が知らず知らずに可決され 違法選挙で反動自民党政権が勝利をおさめ
経済の仕組みを根っこから換えてしまう TPPが 国民の目から隠されたまま 粛々と参加 調印に向っている。
とすると 今の汚染水問題は TPP隠しにもなるし コレ自体が 二度目のショック・ドクトリンになり得るわけだ。
この猛暑 竜巻 くるかもしれない地震 ...... いつ何が起こるかわからない 衝撃と 畏怖をあたえつづけて
一気にやるつもりなのだろう。