遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



 

やはらかな筆致 ことばのうつくしさ ...... ひとのこころのひだにしみいるやさしさ さまざま ありましょうけれど わたし 今日 ひとつ 発見しました。

わたしの場合は.........。

3冊 無人島に 持って行けるとしたら あなたはどんな本を持ってゆきますか?

大島さんはたしか広辞苑と....

わたしは闇の左手....ル・グイン 雪は汚れていた .... シムノン

それから「大島弓子名作集 昭和52年 朝日ソノラマ 」当時2500円の大冊でしたが 70年代の名作をほぼ網羅しています。これに 「ほうせんかぱん」名作集 主婦の友社があれば 大島さんについてはほぼ完です。 ダリアの帯 まいにちが夏休み なども好きですが....。

なにを発見したかというと 三人のストーリーテラーに共通するのは 至上の愛......なのでした。 性差 年齢 時 罪 あらゆるハンディ あらゆる障壁を超えた愛 死をも越える愛 はるけきかなたへ向かうあこがれとまなざし......

永遠に女性的なるもの我を天上に引きよすなり......海にいるのは....でつかわれたゲーテの詩にあるように 愛するものへのまなざしをとおしてひとは天上を見るのではないか.... つかの間の光芒のなかに。

私の好きな漫画家 あとのおふたり 萩尾望都さんと山岸涼子さんにもこの視点はないように思います。.....ふたりにあるのは人間のドラマです。 山岸さんの作品では 闇の淵にあえかなひかりがある それは日出ずる処の天子や白眼子のように少女のすがたをしていたりするのですが 抱きとめる腕も胸ももちはしない あるのは孤独。萩尾望都さんの底にあるのは諦念と思うのはわたしだけでしょうか。すでにそれぞれの覚悟はできている 雪の子も 秋の旅の少年も エドガーにも 銀の三角の主人公にも 自分の運命を受け取ろう 荷うことにためらいはほとんどない、逃げようとはしない たぶん 神など信じてはいない 澄んだ朗らかささえそこにある。

大島さんにあるのは 天上へのまなざし..... そこに惹かれるのだとわかったのです。

これは最も好きな時代の最も好きな作品から感じることです。バナナ ブレッドのプディング以降についてはまた 書いてみたいと思います。

 



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