年少女子の逸失利益については、最高裁レベルでも決着がつかず、高裁でも判決例が割れているため、今後も問題が続くことになると思います。
”裁判所の判断がおかしい”というのは簡単ですが、そのおかしいところを変えていくためには、大変な努力が必要になります。
日本人は、「公務員は適正な判断をしてくれるはずだ」と考える傾向が強く、特に東京近辺に住んでいますと、そのような考え方を抱かれる方が多いように思います。
しかし、裁判官が適正な判断をするかどうかは、われわれ自らが監視していかなければならない問題であり、適正な判断に導くためには、良質な証拠を提出していく責任を当事者が負っているのです。
事故にあった被害者側が、このようなことをしなければならないのは、非常に苦しいことですが、現在の裁判制度上やむをえないところであり、自分の権利は自分で勝ち取らなければならないのです。
弁護士は当事者と共に戦うパートナーとなりえますが、弁護士は裁判官以上に色々な考えの方がおりますので、今回扱った問題のような論争の多い問題については、弁護士の考え方を見極められたうえで、依頼されることをお勧めします。
(完)
”裁判所の判断がおかしい”というのは簡単ですが、そのおかしいところを変えていくためには、大変な努力が必要になります。
日本人は、「公務員は適正な判断をしてくれるはずだ」と考える傾向が強く、特に東京近辺に住んでいますと、そのような考え方を抱かれる方が多いように思います。
しかし、裁判官が適正な判断をするかどうかは、われわれ自らが監視していかなければならない問題であり、適正な判断に導くためには、良質な証拠を提出していく責任を当事者が負っているのです。
事故にあった被害者側が、このようなことをしなければならないのは、非常に苦しいことですが、現在の裁判制度上やむをえないところであり、自分の権利は自分で勝ち取らなければならないのです。
弁護士は当事者と共に戦うパートナーとなりえますが、弁護士は裁判官以上に色々な考えの方がおりますので、今回扱った問題のような論争の多い問題については、弁護士の考え方を見極められたうえで、依頼されることをお勧めします。
(完)