民事の裁判では「陳述書」というものを証拠として提出することがあります。この陳述書というのはどういうものかというと、供述を書面にしたものです。交通事故の裁判ですと、こんな感じの書き出しになります。
陳述書
千葉地方裁判所御中
私は平成29年×月×日午前5時30分に千葉市中央区中央4-8-7先路上で交通事故にあったものです。この事故で大変ひどい目にあいましたので、以下この事故で私が体験したことを陳述致します。
(以下、略)
これを書くのは、たいてい弁護士です。弁護士が書く文章ですから、不自然極まりない文章になったりします。
上に例としてあげた陳述書の書き出しスタイルは多くの弁護士が採っているものですが、「私は」で始まり、一人称で自らの体験を滔々と語るというものですが、それ自体が普通ありえません。
事故の日付までならともかく時刻まで正確に話したり(「平成29年×月×日午前5時30分に」・・・)、事故の住所まで記憶していたり(「千葉市中央区中央4-8-7先路上」)と尋常ではない細かさで一人称で話している体裁になっています。
私にはどうもこのスタイルが馴染めないため、弁護士と当事者との会話というスタイルにしています。
(弁護士)○○さんは平成29年×月×日に交通事故にあっていますね。
→ はい。
(弁護士)今から、そのことについてお伺いします。事故証明書によると、事故は千葉市中央区中央4-8-7先路上で起こったということになっていますが間違いないですか。
→間違いありません。
(以下、略)
このようなスタイルも不自然といえば不自然ですが、わかりやすさ、読みやすさという点からすれば「私は・・・」で始まる一人称スタイルよりもはるかに良いのではないかと思っています。
陳述書
千葉地方裁判所御中
私は平成29年×月×日午前5時30分に千葉市中央区中央4-8-7先路上で交通事故にあったものです。この事故で大変ひどい目にあいましたので、以下この事故で私が体験したことを陳述致します。
(以下、略)
これを書くのは、たいてい弁護士です。弁護士が書く文章ですから、不自然極まりない文章になったりします。
上に例としてあげた陳述書の書き出しスタイルは多くの弁護士が採っているものですが、「私は」で始まり、一人称で自らの体験を滔々と語るというものですが、それ自体が普通ありえません。
事故の日付までならともかく時刻まで正確に話したり(「平成29年×月×日午前5時30分に」・・・)、事故の住所まで記憶していたり(「千葉市中央区中央4-8-7先路上」)と尋常ではない細かさで一人称で話している体裁になっています。
私にはどうもこのスタイルが馴染めないため、弁護士と当事者との会話というスタイルにしています。
(弁護士)○○さんは平成29年×月×日に交通事故にあっていますね。
→ はい。
(弁護士)今から、そのことについてお伺いします。事故証明書によると、事故は千葉市中央区中央4-8-7先路上で起こったということになっていますが間違いないですか。
→間違いありません。
(以下、略)
このようなスタイルも不自然といえば不自然ですが、わかりやすさ、読みやすさという点からすれば「私は・・・」で始まる一人称スタイルよりもはるかに良いのではないかと思っています。