例えば、10歳の男子と同い年の女子が交通事故により死亡した場合、損害賠償額は同じでしょうか?
現在の算定方法だと損害賠償額は異なる!ということになります。
この原因は、逸失利益の額がことなるからです。
逸失利益というのは、
”本来なら将来収入を得ることができたのに、交通事故のために収入を得ることができなくなった、その分の穴埋め”
です。
死亡事故の場合、逸失利益は、収入をベースに算定することになっています。
すでに収入がある人は、基本的にその収入をベースにしますが、では、いまだ職業についていない人が死亡した場合はどうするか?
この場合、厚生労働省が出している
「賃金センサス」
という統計を使用します。
この統計の使用が男子と女子の逸失利益の差を生じさせてしまうのです。
(続)
現在の算定方法だと損害賠償額は異なる!ということになります。
この原因は、逸失利益の額がことなるからです。
逸失利益というのは、
”本来なら将来収入を得ることができたのに、交通事故のために収入を得ることができなくなった、その分の穴埋め”
です。
死亡事故の場合、逸失利益は、収入をベースに算定することになっています。
すでに収入がある人は、基本的にその収入をベースにしますが、では、いまだ職業についていない人が死亡した場合はどうするか?
この場合、厚生労働省が出している
「賃金センサス」
という統計を使用します。
この統計の使用が男子と女子の逸失利益の差を生じさせてしまうのです。
(続)