南斗屋のブログ

基本、月曜と木曜に更新します

任意保険会社の担当者

2010年04月20日 | 未分類
依頼者の方の不満の中で、任意保険会社の担当者への不満は多いです。

不満の中で多いのは
”連絡が少ない、連絡がこない”
というものです。

被害者側からすれば、任意保険会社は加害者に代わって示談交渉を担当していると思っているので、連絡がないとどうしたらいいのかと不安に思うのは当然です。

”連絡が今までなかったのに、都合のいいときだけ連絡してくる”
という不満もよくきかれます。

被害者は事故にあって被害にあい、不安な状況にあるわけですから、適切な対応をすれば、ある程度不安は解消されるものだと思うのですが、そこがわからないのか、はっきりとした説明もせず、被害者を放ったらかしという例が見られます。

そのような対応は、任意保険会社の信用度を落とすと思うのですが、そこのところに全く任意保険会社は気づいていないようです。

弁護士として、任意保険会社の担当者と対応していても、あいまいな説明や、あいまいな対応をする方は少なくなく、法律知識をきちんと教えこまれていないことが明らかで、これでは被害者の方が苦労されるのも無理はないと、日々感じています。


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裁判官は記録をきちんと読んでいるか

2010年04月13日 | 未分類
裁判官の仕事といえば、当時者から提出された準備書面や証拠(記録)を読んで、判決を書くことだと思われるかもしれませんが、はたしてきちんと読んでいるのかという発言をする方もいます。

例えば、請求を一部変更する書面を事前に私の方から提出していたのに、変更がないという前提で裁判官が話を進めていたので、「いや、その点は請求の変更書面を出しているのですが・・・」とやんわりと批判したにも関わらず、謝りもしないで、そのまま話し続ける裁判官が、この間いましたが、こういう方は、確信犯的に記録を読んでいないとしかいいようがありません。

裁判官が記録をしっかり読んでいるかどうか、裁判所内部ではチェックする人がいません(裁判官独立の法則というのがあって、他の者が裁判官の裁判に関与できない仕組みになっています。)

ですから、当事者が厳しくこの辺は見ないといけないのですが、確信犯的にやっている裁判官には、のれんに腕おし状態です。

相手方代理人がしっかりとしていないと、このようなケースは、ますます混迷の度合いを深めるようになり、進展が遅れてきます。
こういうケースでは、代理人(弁護士)がしっかり訴訟をひっぱっていくようにしなければならないと思うこのごろです。

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