実際に賃金センサスではどのくらいの差があるのでしょうか。
平成15年の賃金センサスだと
男性の全労働者平均賃金は、547万8100円
女性の全労働者平均賃金は、349万0300円
となり、年収ベースで実に200万円近い差が生じてしまっています。
このような差を生じさせてしまうのは誰しもよくないと思うはずですが、この格差が固定化されているのが現状でした。
これは最高裁が格差を容認する判決をだしていたからです。
被害者側が、「年少者の逸失利益の計算に男女で差を設けるべき理由はない。」と主張したのに対し、
昭和61年11月4日の最高裁判決(判例時報1216号74ページ)は、事故当時1歳9ヶ月の女児の逸失利益について、「女性労働者の全年齢平均賃金で計算しても不合理ではない」として、格差を認める判決を出したのです。
(続)
平成15年の賃金センサスだと
男性の全労働者平均賃金は、547万8100円
女性の全労働者平均賃金は、349万0300円
となり、年収ベースで実に200万円近い差が生じてしまっています。
このような差を生じさせてしまうのは誰しもよくないと思うはずですが、この格差が固定化されているのが現状でした。
これは最高裁が格差を容認する判決をだしていたからです。
被害者側が、「年少者の逸失利益の計算に男女で差を設けるべき理由はない。」と主張したのに対し、
昭和61年11月4日の最高裁判決(判例時報1216号74ページ)は、事故当時1歳9ヶ月の女児の逸失利益について、「女性労働者の全年齢平均賃金で計算しても不合理ではない」として、格差を認める判決を出したのです。
(続)