goroの徒然なるままに・・・

日々の記録と言うか自分の日記や備忘録として書き連ねるつもり。

オイルポンプはスタータプレートの夢を見るか?

2018年12月03日 | オートバイ

相変わらずオイルポンプと戯れている・・・


事の発端は、オーバーホール済みオイルポンプの購入相談だった。


現在使用しているスタータプレート付きのタイプから、スタータプレートなしに変更したいとのこと。

スタータープレート付きはエア抜き作業が楽だけど、オイルシールの劣化でオイル漏れが発生する可能性がある。

この機会に、スタータプレートなしの後期仕様への変更を検討されていた。

確かに、エア抜きなんて、そう頻繁に行う作業ではない。

んで、手持ちのオイルポンプをオーバーホールして発送させていただいた。

ところが!

受け取ったオイルポンプが、取り付けられなかったそうだ。

調べてみると、ミニトレ系エンジンには、2種類のウォームギアが存在していた。

恥ずかしい話だ・・・

オイルポンプが大好きなんて偉そうなこと言っておきながら、こんなこと知らなかったんだもん。

ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。



さて・・・こうなると、エンジン全開で解析作業が始まる!

手持ちのオイルポンプをかき集めたり・・・

手持ちのエンジンからオイルポンプを剥ぎ取ってきたり・・・

パーツリストで部品を比較したり・・・



あっという間に、ミニトレ系エンジンのオイルポンプリストが完成した!

適応車種、刻印、ドライギア歯数、ドリブンギア歯数、ウォームギア減速比・・・などなど







ミニトレ系は、2種類の減速比が存在していた。

使われているギアに85丁と62丁と、不思議なくらいの差がある。

ところが、GRの場合はずっと同じみたいだ。

これって、4速と5速に関係しているんだろうか?

今となってはヤマハさんに聞いても答えはもらえないだろうなぁ



お客さんには、少しお待ちいただくことになってしまったが、かなりのデータが集まった気がする。

このタイミングで、ミニトレ系だけではなく、ツイン系までを含めた一覧表を作成するつもり。

これで、今までよりほんの少しだけ、オイルポンプ君と仲良くなれる気がする。







ちなみに、結論を出す前に、スタータプレート付きのオイルポンプは準備しておいた。





もちろん、オーナーさんの車両にマッチングする、スタータプレートなし仕様も準備を開始!







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