知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

大雨の後に…河川行政

2006-12-27 18:06:37 | Weblog
もはや、新たな公共工事に資金を投入する余裕はなくなりつつあります。
しかし、12月26日から27日にかけて降った大雨を検証してみると、まだまだ課題がありそうです。
写真は、某水系1級河川の鉄橋によるネック箇所です。
この上流と下流は河道が広がっておりますが、ここだけが狭く、溢水する可能性が高いと考えられるのです。
こういう状況は、公共事業を行うに正当性がある箇所といえましょう。
このネックを解消するためには、ます鉄橋の仮架設、これにともなう用地買収、旧鉄橋の撤去という流れが必要です。
道路は使用させることが原則です。このため道路には、水道、下水道、電柱(電気、電話)等が占用しており、この占用に伴う移設等が生じた場合には費用負担は占用者側となります。しかし、河川は禁止が原則です。このため、河川工事の費用負担は、河川工事者側に課せられます。この負担はすべて住民に降りかかります。もっとも鉄道会社側に費用負担させても利用者に転嫁されるだけですから、最終的には、ネック解消によって誰が利益を受けるかと言うことになります。
そういうことも含めて莫大な費用がかかることから工事が進んでいないと思われます。
しかしながら、無益な工事ではないので、20年から30年のスパンで積極的に取り組んでみるべきものではないでしょうか。

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