知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

秋風を感じるこのごろです

2008-08-20 05:33:46 | Weblog
夜や早朝、心地よい風が吹いてきます。
ついうとうとと眠りにつくことができます。
それでも日中は、まだ猛暑が続いていますが、
夏の終わりを何となく感じさせます。
東北地方よりも北では、夏休みがそろそろ終わり。
今年の一大イベントも終わりです。

さて、今日の新聞で、生活保護の問題が掲載されていました。
医療機関に通う生活保護受給者に交通費(通院移送費)を出す際、支給額などが適正か自治体が検証。
記録がないなどの不備があるケースが全体の8割に上ったことが、厚生労働省の調べで分かったそうです。
一方、不正・不適正な受給とみられるものが67件(6%)。
当局は「支給が適正に行われるよう各自治体への指導を徹底する。不正受給が判明した自治体については、返還請求や刑事告訴するよう勧めたい」と話しているそうです。
不正受給事件が相次いだため、今年1月、交通費が1人当たり月3万円以上支払われた、全国計1086件について調査したのだそうです。
その結果、支給額の妥当性を検討したケースは953件(87%)に上り、
912件(84%)は検討した文書そのものがなかったり、記載漏れがあるなど記録に不備があるなどの実態。
一方、通院している事実がない人への支給やタクシー領収書の偽造など、受給者側の不正が確認されたのが41件、手続きミスなどによる不適正な支給が26件あったそうです。
中には、バスに乗る距離を歩いて稼いでいる人もいるらしいのですが、
それはそれで不正なんでしょうが、努力賞という気がしないでもありません。
通院移送費は、一度味をしめると際限がなくなるのでしょう。
でも刑事告発しても、使ってしまった金を生活保護受給者から取り返すには難しい問題でしょう。
不正受給した金を蓄財していれば別ですが、食事を切りつめることを強いることにつながりますので、一概に強制はできません。

秋風を感じるこのごろです。
陸を敷いては眠れません。


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