知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひく…?

2008-09-24 21:30:25 | Weblog
少々古いが、9月18日の夕方、
日銀は米FRBと600億ドルのスワップ協定、臨時決定会合で決定とのニュースが流れた。

これは日米欧の主要6か国中銀が強調して1800億ドルのドル資金を自国市場に供給する緊急対策を受けてのもの。
日銀が国内市場でドルといった外貨を供給するというのは初めての試み。
日本国債などを担保にして、金融機関にドルを貸し出すことになり、
日本でも外資系金融機関がドルを調達しやすくさせるための措置。

ドルLIBOR3か月物と米TB3か月物金利との利回り格差(TEDスプレッド)が、急拡大した。
つまり金融機関同士での資金を貸し借りする際の金利が大きく上昇し、より安全資産となる米国債に資金が流れているという状況があった。
短期金融市場では資金の貸し手が慎重となり、資金の流れが滞り、それに対して各国中央銀行は大量の資金供給を実施し、日銀も連日のように資金供給を実施しているものの、日本でも外資系金融機関を中心に調達づらい状況となっていた。
これに対してはドルを直接、日銀が貸し出した方が効果があることで、日銀による「米ドル資金供給オペレーション」が実施されることとなった。

日本も人がいいというか、
逆の時は、ジャパンプレミアムといって、散々酷い目にあった記憶が鮮明なのに、
アメリカに親切にしてやったわけである。

日銀もそうした方が日本経済に得だと考えた結果なのだろう。

まだ、アメリカがくしゃみをすると
日本が風邪をひくのから脱却していないようだ。

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