知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

飢餓海峡…水上勉

2009-06-09 06:37:44 | Weblog
「飢餓海峡」を読みまして
戦後のどさくさの惨状を描いてます。
特に終戦直後の飢えた我が国の状況
まぁ、平成生まれには分からない内容でしょう。
おそらく、昭和生まれの私が漱石や鴎外の作品を読むような感じになるだろうかと…
この手の作品は、もし映画化されているのであればそれを見て、視覚的イメージを養ってから読むのもいいかも知れません。

さて、この手の作品は、新聞とか雑誌に連載されていたものですから
全体を分割したのではなく、各連載が連結して長編をなします。
したがって、どうしても全体を読むとつじつまが合わない内容があります。

作者が書いている最中は、何かの材料にするつもりだったのでしょうが
結末とはまったく関係がない駄文が観られます。

そんなことブログに書いても仕方ないでしょうということになるのですが
今回の主題は「飢餓海峡」を読んで無駄な部分を感じたということです。

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