Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

しのぶ柚子の故里

2010年12月21日 23時58分00秒 | 飲食遊興
戴き物ですが、福島県は銀嶺食品の「しのぶ柚子の故里」です。柚子の輪切りが上に乗ったパウンドケーキで、お酒もたっぷりと入ってしっとりしています。甘さは勿論ありますが、柚子の酸味が効いて美味しいです。お取り寄せもできそうですから、お薦め。

ウイスキーの定義

2010年12月20日 22時04分13秒 | 飲食遊興

私の営業所のお客さまで酒税法と醸造方法に詳しい方がいらっしゃいます。
年末のご挨拶に伺った際に、「日本酒に純米酒と書くこと自体がおかしい。『アル添(醸造用アルコール添加の酒をこう仰っていました)』は、戦後の物が無かったころの遺物であり、日本酒と呼べるのは米と米麹で作ったものだけだ。」と。なるほど。
更にウイスキーについて、「君(私のこと)はウィスキーを好きと聞いたが、日本の酒税法でいう『ウイスキー』の定義を知っているか」と問われ、「3年以上貯蔵されたモルトとグレンに水を加えたもの、では・・・」と答えたら、「間違っとる! 日本のウィスキーは10%の原料さえ有れば、添加物は入れ放題、樽に貯蔵せんでもエエんじゃ」と叱られました。

で、今、調べたのですが、本邦の「酒税法」では以下となっておりました。
第三条  この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
十五  ウイスキー 次に掲げる酒類(イ又はロに掲げるものについては、第九号ロからニまでに掲げるものに該当するものを除く。)をいう。
イ 発芽させた穀類及び水を原料として糖化させて、発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの(当該アルコール含有物の蒸留の際の留出時のアルコール分が九十五度未満のものに限る。)
ロ 発芽させた穀類及び水によつて穀類を糖化させて、発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの(当該アルコール含有物の蒸留の際の留出時のアルコール分が九十五度未満のものに限る。)
ハ イ又はロに掲げる酒類にアルコール、スピリッツ、香味料、色素又は水を加えたもの(イ又はロに掲げる酒類のアルコール分の総量がアルコール、スピリッツ又は香味料を加えた後の酒類のアルコール分の総量の百分の十以上のものに限る。)

つまり、樽で貯蔵してなくてもいいし、要すればモルトとグレンがアルコール濃度の1/10あれば、醸造用アルコールを足そうが、香料を加えようが、色も変えようが、何でもあり、です。

一方で、Wikipediaの記載を端折りますと、スコッチ・ウイスキー法(The Scotch Whisky Order 1990)に拠る「スコッチ」の定義は以下のようなものらしいです。
1.スコットランドの蒸留所で造られ、大麦麦芽と水のみ(全粒ならば他の穀物を加えてもよい)を原料としたもののうち、以下の条件を満たすもの。 1.その蒸留所内にてマッシュ(糖化)されたもの。
2.細胞の同化系の酵素だけを用いて、発酵可能な基質に変換(糖化)されたもの。
3.酵母(イースト)の添加のみによって発酵させたもの。 2.原料の大麦麦芽や生産の手法から得られる風味を損なわないよう、エタノ-ル濃度(アルコール度数)94.8%未満で蒸留されていること。また第4条は下限を40%と定めている。 3.スコットランドの保税貯蔵庫に3年以上寝かせること。樽は700リットル以下のオーク材でなければならない。
4.原料や、生産・発酵の手法から得られる、色・香り・味を保っていること。
5.添加が許されるのは、水および色づけのためのキャラメルのみである。

これですと、貯蔵は最低3年ですね。私はこれを覚えていて、そのお客さまに答えたのでした。なお、キャラメル以外は添加禁止です。

同じようにウィスキーと呼ばれても、スコッチとジャパニーズ・ウイスキーでは定義がむちゃくちゃ違います。勉強になりました。勿論、日本でもシングル・モルト・ウイスキーが作られているのですから、「まがいもの」ばかりとは言えないのでしょう(もっとも「ウイスキーの表示に関する公正競争規約及び施行規則」でもシングル・モルトの定義は探せませんでした。が、定義があると云う方も多いです。私の手にはちょっと負えなくなってきたので、今日はここまでとします)。


ボン・シャン

2010年12月17日 23時58分00秒 | 飲食遊興
銀座松屋の裏で前から気になっていた「ボン・シャン」に行きました。随分前に予約したのに、(遅刻の所為かもしれませんが)席は入り口の脇で、トイレも近いので、ちょっとガッカリ。
メニューはプリフィクスで真ん中のBコースにして、前菜2品と肉料理を選択。前菜の牡蠣は3個あり量は十分です。次の白子のムニアルやかれいのカルパッチョは不味くはありませんが、美味しいにはちょっと届かず。ただ、最後の肉料理、シャラン鴨のローストやエゾ鹿のポアレは、火の通りも良く美味しい。これは老舗の技でしょう。また、グラスワインに、モンラッシェやシャンベルタンがあるなど、こちらも楽しめます。
全体的には、店構えも古く、接客も気忙しい感じで、昭和の仏蘭西料理というイメージです。お値段も昭和最後の頃の地価を反映しているようです(爆)総合的には、昭和の雰囲気を味わいたい方に(だけ!?)お薦めです(普通にお薦めを訊かれたなら、 Vinorio とか MARCASSIN を答えます)。
http://r.gnavi.co.jp/g657300/

CANOVIETTA Takamasa Uetake

2010年12月15日 23時00分17秒 | 飲食遊興
先日、「バター、生クリーム等の動物性油脂やニンニク、唐辛子を使用せず、食素材が本来持つ豊かな味わいを最大限に引き出した自然派イタリアン」の「カノビエッタ」に行きました。
デパート(新宿島屋)のレストラン街にある店ですが、屋上庭園に面し、なかなかよい雰囲気です。3,990円のプリフィクスのディナー・コースを頼みました。前菜に鯛のカルパッチョ、パスタはカルボナーラ、メインにポークのロースト。いずれもあっさりとしていますが、美味しいです。メインではほうぼうのポアレが皮はパリッと中はジューシーと云うお定まりの評しか書けませんが、その通りでなかなか見事でした。新宿駅に繋がっていて雨に濡れませんし(!?)、お薦め。
http://r.gnavi.co.jp/g203838/