Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

撮影装置

2023年07月17日 17時45分29秒 | 天体望遠鏡 関連
天体望遠鏡で接眼レンズの代わりにカメラを装着した 31.7mm のチューブを差し込んで直ぐ写せれば便利なんだけどなァ、とずっと思っていました。が、EMS で光路長を喰っているので直焦点では合焦しないため、それは実現できないものだと諦めていました。そのためスマホ・アダプタでお茶を濁していたのです。

ところが、スターベース東京の S 宿さんから、終売になっていたタカハシの 2x バロー( KA00597 )の最終が入荷したのでこれを使えばギリギリ合焦できるかもしれません、と。で、先週金曜に伺い、併せてケンコー TマウントアダプターII などを入手しました。

これであっても 2x バローはそのまま使えるのではなくて、先端のレンズ部分(上の画像の右側の上の黒い部分)を外してカメラアダプタ(同 左側)のチューブの先に捩じ込みます。ただし、この儘ですと差し込みが 50mm 弱と長くなるので EMS の 30mm 奥にある保護ガラスと干渉しますから、当たらないようにフォーカス固定リング(ブルーのリング)を使ってクレジットカード 1 枚分だけ浮かせています。

これでピントが来れば、月面を観ていて写真を撮りたくなったときにアイピースから Nikon Z5 を附けたこのアダプタに差し替えるだけで、簡単に写真が撮れます。

月が新月近辺なので使えず、金星でピントをチェックした処、ドローチューブを 2mm ほど繰り出した位置で合焦しました。 昨日 16 日 19 時 16 分に撮った金星のピクセル等倍の画像です。

視直径 41.8 " の金星が 45 ピクセル( CMOS 上で 0.27mm )ほどに写っていますので、合成焦点距離は 1320mm 見当だと推測されますから、2x バロー乍ら 1.8x 程度に本組合せではなっているものと思われます。また、FC-100DC のドーズの分解能限界は 1.16"" ですから、1 ピクセルと相対するには 1100mm 弱の合成焦点距離であれば良い筈なので、これ以上焦点距離を延ばす意味が無いと言えば無くて、丁度よいことになります。計算間違いならゴメンナサイ。三角関数は苦手で(自爆)
コメント
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