大阪高裁がオーケーの差し止め仮処分取り消し

大阪高裁は関西スーパーが申し立てた保全抗告を認め、神戸地裁の統合停止の仮処分を取り消す決定を出した由。大阪高裁の文章を探せないので、判断基準は一次資料を読んではおりません。

ですが、朝日新聞によると以下のような内容です。
”高裁はこの株主の行動について「株主総会への出席経験が相応にある株主であっても、議場での自らの投票による議決権行使の取り扱いについて詳しく理解する機会に乏しい」として、「誤認したことはやむを得ない」とした。そのうえで、白票を「賛成票として取り扱うことも、なお許容される」と認定。株主総会での決議について「可決要件を満たし有効」として仮処分決定を取り消したうえで、オーケーの申し立てを却下した。”

再三議場で説明していたとの報道があったことからすると「誤認したことはやむを得ない」のでしょうか。
朝日新聞のこの記事の大阪高裁の理由を読む限り、大阪高裁の決定には納得いきません。後出しじゃんけん、いくらでもできるじゃん。こうした重要な株主総会に出る以上、株主もそれなりの覚悟を持って注意義務を果たすべきで、当該出席者はお粗末過ぎでしょ。