Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

黒か茶か、それが問題だ!?

2021年02月17日 18時47分24秒 | 時計 関連
ブレスレットでない、つまりは皮革製の腕時計ストラップは、当然に消耗品です。なので、皮革本体やステッチの色・材質が選べることになります。皮革の色は沢山ありますけれど、実際には黒を選ぶ人が多くて、次が茶色になるでしょうか。黒か茶色か。実は、私自身は黒 3本、茶色 2本、その他 2本と分散しています。
一方で、腕時計との相性もあります。本体の色は、コンビというのもありますが、大きく分ければ WG をメインに Pt や Pd などの銀色系と YG の金色系が両巨塔で、あとは PG の桃色(?)系でしょうか。

で、世の中(?)では、本体の色とストラップの色で、どう組合せているのかを調査しました。調査と言っても、たいそうなことではなく、Franco Cologni 著「 Cartier: The Tank Watch Timeless Style 2nd Edition 」と J. Michael Mehltretter 著「 Patek Philippe: Cult Object and Investment 」の 2 冊からカラー画像で確認し得るものを数えただけです。同じ個体が別掲されていることもありそうですが、続きのページなどで明らかに同一個体である場合を除き、別個のものとして数えております。

Cartier Tank
  黒:茶:その他
銀 10:2:0
 (83:17:0)・・・百分率。以下、同じ。
金 12:23:2
 (32:62:5)
桃  1:3:0
 (25:75:0)
ただし、銀の茶の 2 本はヤギ革とニシキヘビ革で、文字盤もそれに似合う特殊なものなので、例外とすれば、100% 黒です。

Patek Philippe
  黒:茶:その他
銀 23:3:0
 (88:12:0)
金 50:12:1
 (79:19:2)
桃 13:6:0
 (68:32:0)

これで、見ると以下の特徴があります。
1. 銀色の本体には黒のストラップが圧倒的に多い。
2. 金色の本体では Cartier と Patek Philippe で反対。
 ( Cartier では 2/3 が茶色なのに、Patek Philippe では 8 割が黒)
3. 総じて Patek Philippe は黒革の比率が高い。ただし、銀色では実質 100% 黒の Cartier とは逆に茶色もある。

因みに、冒頭で述べた私自身の詳細は、こうなっています。
  黒:茶:その他
銀 3:0:2
 (60:0:40)
金 0:2:0
 (0:100:0)
銀系の本体に附けている 2 本のその他はいずれも青系です。

私としては、銀色の時計に茶色は何か違和感があり黒が主体です(多数説!)。また、銀色系では遊ぶ余裕(?)があって、青も使っています。昔、Cartier の男性が銀色の時計に薄紫のストラップをなさっていたのを拝見し、格好イイと思いましたが、自分にはできませんでした(ただ、その時には、緑色の光沢のクロコダイルにして、精いっぱい冒険しましたが)。
金色の時計も漸く照れはなくなったものの、金と黒の組合せは自分にはまだ無理があり、金色に近い茶色のストラップにしているという処です。まぁ、Cartier 的でしょうかね(笑)