Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

三月大歌舞伎 夜の部 その2

2018年03月11日 22時52分12秒 | 歌舞伎
東日本大震災から 7 年目の本日、誤認衆の H 口怪鳥のご厚意で芝居見物となりまして、連日の仁玉です。
 
やはり、お六と喜兵衛がいいですね。特に、喜兵衛が剃刀を研ぐところ、月代を剃る場面、花道の見得など、悪役の凄味が素晴らしい。ただ、一日でも少し変っていて、桶から遺体(丁稚の久太)を出す場面ですが、昨日は手でひっくり返していたのに、今日は蹴返していました。

神田祭。本当に素晴らしい。息の合ったご両人の名演。花道の仁左衛門さんの照れた表情、仕種が良いですし、二人揃っての客席への挨拶も連夜の大サービス。

白糸はこんなもんでしょ。

【本日の演目:夜の部】

一、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)
小梅莨屋の場
瓦町油屋の場
土手のお六を玉三郎丈、鬼門の喜兵衛を仁左衛門丈。錦之助の山家屋清兵衛、坂東亀蔵の髪結亀吉、橘三郎の庵崎久作、彦三郎の油屋太郎七など。

二、神田祭
鳶頭を仁左衛門丈(菊五郎)、芸者を玉三郎丈(時蔵)など。なお、( )内は 2015 年 2 月公演の配役。

泉 鏡花 作
坂東玉三郎 演出
三、滝の白糸(たきのしらいと)
滝の白糸 を壱太郎、村越欣弥を松也。彦三郎の南京寅吉、坂東亀蔵の松三郎、米吉の桔梗に、裁判長が吉之丞、郵便配達夫が寿治郎、お辰が歌女之丞、おえつが吉弥。秀調の青柳太吉に、歌六の春平など。


なお、両日共に、家内が Zeiss 4x12、私が Ultravid 8x20 でした。