Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

猿若祭 二月大歌舞伎 夜の部

2017年02月26日 23時16分16秒 | 歌舞伎
本日は歌舞伎座 夜の部に芝居見物。千穐楽に伺うのは初めてだと思います。お目当ては、勿論、中村屋の御曹司二人の初舞台。
 


では、まず「門出二人桃太郎(かどんでふたりももたろう)」から。勘太郎クン、見得を立派に切っていましたね。声も大きくてハキハキと大変なものです。長三郎クン、口上のときも自分の番まで退屈なのか鎧をいじったり、チョット動いたりしていましたが、一所懸命に声を張り上げていました。千穐楽まで、お疲れさまでした。って、一番疲れたのは、勘九郎丈かな。

「絵本太功記」
鴈治郎の十次郎と孝太郎の初菊の掛け合いなど、寝落ちしてしまいました。皐月が命果てた辺りから、漸く真剣に見ましたかねぇ。ダメですね、私。

「梅ごよみ」
他愛もないと言えば、それまでの筋ですね。と言い乍らも、菊之助と勘九郎の芸者振りが良くて、引き込まれて視ていました。染五郎の丹次郎が、単なる色男でない腹があるとか、そういうのが無くて、単なる優柔不断の女好きにしか見えないところが辛いでしょうか。歌六の千葉藤兵衛は流石に重みがありました。

お供は、家内が Zeiss 4x12、私が Victory 8x32 です。



【本日の演目:夜の部】
一、門出二人桃太郎
兄の桃太郎を初舞台の勘太郎、弟の桃太郎を初舞台の長三郎。
お婆さんを時蔵、お爺さんを 芝翫。息子勘作/鬼の総大将が勘九郎で、その嫁お鶴が七之助。
犬彦を染五郎、猿彦を松緑、雉彦を菊之助。
庄屋高砂夫婦を梅玉と雀右衛門、吉備津神社巫女お春が魁春で、神主を菊五郎。その他豪華配役。

二、絵本太功記
武智光秀を芝翫、操が魁春、皐月が秀太郎。真柴久吉を錦之助で、初菊を孝太郎に鴈治郎の武智十次郎など。

三、梅ごよみ
丹次郎が染五郎、芸者仇吉を菊之助、芸者米八を勘九郎、許嫁お蝶を児太郎。千葉藤兵衛を歌六など。