Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

四月大歌舞伎:鴈治郎襲名披露

2015年04月04日 23時57分52秒 | 歌舞伎
誤認衆の H 口怪鳥のご厚意で芝居見物。芦屋雁之助、もとい、四代目 中村鴈治郎襲名披露口上を伺いに夜の部に参りました。
 
もっとも、お目当ては道頓堀座元の松嶋屋さんですけど(笑)

先ずは、高麗屋さんの平三で「梶原平三誉石切」。高麗屋さんのブルルは相変わらずで、活舌云々を超えた「芸」ですね(笑)
六郎大夫の錦吾を始め全体に無難と思いますが、壱太郎の梢はイマイチかなぁ。

続いて、お目当ての口上。道頓堀座元の松嶋屋さんは流石に粋ですね。背丈の違いもありますが、スーッとした松嶋屋さんに連れられると、四代目が子供に見えていけません(笑)
なお、口上が右にも花道を使って、左右の花道の掛け合いが相当部分を占めますので、1階の後方席(20列)で観易くて良かったです。ラッキー!

本来はメイン(?)の「心中天網島 河床」ですが、途中で寝落ちして、家内に起こされました(自爆)

最後にお祝いの「石橋」です。見所である、獅子の豪快な毛振りは、流石に染五郎は上手いと言いますか、普通に振れていました。四代目の甥の虎之助は前半は良かったと思いますが、後半は疲れたのか振れずでした。一方、息子の壱太郎は殆ど振れていないですね。
なお、壱太郎、女形も毛振りも貶してばかりですが、「河床」での五貫屋善六のお調子者のさまは上手く出したことを、申し添えます。

入り口に扇千景さんがいらしてました。母親ですから、通い詰めでしょうか。

芝居が跳ねてから、家内と隠れ家バーに。ホッピーが流行っておりましたよ。相変わらず、変なバー(笑)


【本日の演目】
「梶原平三誉石切 星合寺の場」 幸四郎の梶原平三、彦三郎の大庭景親など。

「成駒家歌舞伎賑 四代目中村鴈治郎襲名披露 口上」 翫雀改め鴈治郎、扇雀、虎之介、壱太郎、藤十郎、
菊五郎、仁左衛門、幸四郎、吉右衛門、我當、梅玉、秀太郎、左團次、歌六、染五郎、團蔵、彦三郎、魁春、東蔵、芝雀、孝太郎など。
心中天網島

「玩辞楼十二曲の内 河庄」 翫雀改め鴈治郎の紙屋治兵衛、芝雀の紀の国屋小春、染五郎の江戸屋太兵衛、壱太郎の五貫屋善六、梅玉の粉屋孫右衛門など。

「石橋」 獅子の精を染五郎、壱太郎、虎之介で。