Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

Dialyt 10x40B T*

2010年08月08日 19時19分30秒 | 双眼鏡 関連
久しぶりに悪の巣窟で双眼鏡を購入してしまいました。ZeissのDialyt 10x40B T* です(以下、40)。Dead stockとなっていたものらしく新品。当然ですが素晴らしく綺麗です。
同時代の8x30(以下、30)を持っていますので、それとの比較をしますと…
Twilight Factorが大きい分、暗いところでの視認性は、当然40が上です。(一昨日と昨日に見た限りでは)天体で言いますと、木星はどちらも円盤状に見えます。ただ、4大衛星は40では見えても、30では木星本体に近いところなどで、見えないことがあります。干潟星雲M8はどちらも綺麗ですが、三裂星雲M20は40の方が判り易いですし、M21も40の方が散開星団らしく見えます。また、M22も30ではボーっと星雲状ですが、40では中心部が明るいことが見て取れます。以上、瞳径がほぼ同じでありながら、口径が大きいことのメリットから当然と言えば当然の帰結でしょうか。
一方で、40の欠点としては、像が中心部で膨らむので、水平に振ると視野の中心にくるときに幅が増えて、ちょっと気持ち悪いです。
また、10倍なので手ブレもシビアになりますし、重く大きくなるのでフィールドでは8倍の30の方が良いでしょう。まぁ、これはスペックからくる当然の結果ですね。なので、8x30がバードウォッチグのベストと思っているのですから。
しかし、どちらも、中心部の解像度は素晴らしいうえに、眼にちょうど良いコントラストで、流石にこの時代の(West Germany製です)双眼鏡は素晴らしいです。
http://camera-watch-okadaya.blog.ocn.ne.jp/camerawatch_bar_okadaya/2010/07/35_7d13.html