Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

教育現場って

2006年10月29日 18時49分25秒 | 日記など
やはり、暖かい子供思いの関係者の集まる立派なところですね。子供のためなら、ルールを曲げて「必要な(TVのインタビューで、世界史なんか必要じゃないし、何故勉強しなきゃいけないの!?なんて、ホザイている女子高生が映っておりましたね)」授業を行わない。しかも、ルール違反と言われても、文教族のドンが、「あの程度のルール無視で騒ぎ過ぎ。レポート程度で済ませてあげればよい」と子供のために寛大な措置を言い出してくれました。今朝のテレビの「識者」も、既に卒業させた人たちに責めを負わせられないから、今の在校生の子供にだけ責任を負わせるのは酷だと暖かいお言葉をかけていました。また、発覚した学校の長達もまたそれを監督する教育委員会の長も、辞職・解任等で逃げ出すのではなく、子供のためにやったことだからと今後も職務を全うしようとする見上げた責任感。そう考えると、やたらと辞めたがる経済人はダメダメですね。まぁ、根が悪い人間だから(崇高な教育ではなくて)金儲けなんかに走っているので、マスコミに叩かれても仕方ないですかネ。

こうしてルールを守らないでも、何とかしてくれる大人が現れるし、また大人(教師のこと)になっても意図がよければルールを守らなくても良いのだと思う、温かい助け合いの心を持った子供達が卒業していきますね。しかも、これまで「必要でない」授業を受けていた子供達も、これで「内職」の罪悪感から解放されますね。他所の学校の先生は、子供の為に授業を選んでくれているのですから、自分達の行為はやはり目的のために正しかったと確信を持てましたからね。更に、入学案内や入学後の生徒手帳に書いてある必修科目の項目は当然読まなくても良かったことになりますから、契約書なんかを読まなくても、最後には弱者は(のフリをすれば)守ってもらえると云うことも学びましたね。将来も細かい字の目論見書や約款なんて読む必要はありませんし、自己責任原則なんて完全にお題目と解りましたしね。
まぁ、義務教育ではない16~18歳ですし、売春を援助交際と言い換えたり、痴漢された被害者に女子がなって男子が目撃者になってお金儲けをする程度に分別がある子供達ですから、この程度のことは百も承知だったでしょうね。

と云うことで、私の様な小さい人間には、子供のためなら何でもする、崇高な教師という仕事は到底勤まりません。私などの働く会社は、根性の悪い人間が携わっていますから、ルールを破ったら(破らなくても、解釈が違っただけ、なんてことも偶にありますね)業務改善命令が出たり、更に悪いときには業務停止(学校だと新入生の募集禁止に当りますかね)になったりします。今更ながら、教師や教育関係の役所にいっていたら、子供達に多大な迷惑をかけただろうと汗顔の至りです。