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Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

Swarovski UTAs Impressions

2022年03月24日 21時15分52秒 | 双眼鏡 関連
明日が下弦ということで今宵は月明かりもなく星見日和。で、NL Pure 8x42 に Swarovski UTAs を附けて星見。少し春霞が掛かっている感じですが、西に傾くオリオン座から観望開始。M45 でトラペジウム D までチャンと見えます。そこからヒアデス、プレアデスと移ってプレセペに(大型散開星団巡り)。高度 75 度の筈ですが気持ちは 90 度(笑)で首が痛いものの、ブレなく綺麗に見えます。UTAs の威力!
FHR が鳥見に必須であるように、UTAs は星見に必須!

なお、これだけで見ていますと、難点はやはり天頂近辺を見るときで、大して高くない鼻乍らも、顔がポールに干渉します(加えて、手持ちの三脚では高さが足りずに中腰になって辛いです)。三脚の附属品を買うしかないか。。。

Swarovski UTAs

2022年03月16日 17時27分15秒 | 双眼鏡 関連
やはり星見には双眼鏡は固定せねば、と考えて NL Pure 8x42 用の三脚アダプターが欲しくなりました。この前の土曜に銀座双眼堂へ行って塚本さんに相談した処、Swarovski UTAs を勧められました。スワロフスキーの WEB(最初の URL )に「“新設計のELシリーズ“双眼鏡対応の三脚アダプター」と書かれていたので対象外と思っていましたが、使える由(“ “ は私が附しました)。実際にやってみましょう、と塚本さんが装着してくださいました。 NL Pure の鏡筒にはくびれがあるので、2 本のベルトのうち接眼レンズ側は浮いてしまい、対物レンズ側 1 本で締める感じになります。不安を感じながら、仰角をつけてくださいとお願いしました。が、ズレ落ちる気配が全くなく安定していましたので、購入決定。

帰宅後に見た取説(上の画像)にもカタログ(二つ目の URL )にも NL Pure も適応機種として書かれていました(笑)
 
で、購入日の夕方に天頂に近い月を見てもブレなくクレータがくっきり見えました。ということで、仰角がついても(少なくとも今のところ)問題ありません。買った日が上弦の翌々日でしたから、月が明るいので未だ恒星はちゃんと見ていませんが、実視界 9 度の世界を天体でも堪能できます。Canon 10x42 IS L が不要になるかも(笑)

https://swarovskioptik-j.jp/product/so-accessories-20/

https://swarovskioptik-j.jp/wp-content/uploads/2021/04/2021%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0.pdf

Swarovski CL Curio 7x21 Impressions 3

2022年02月14日 17時06分51秒 | 双眼鏡 関連
先日の「碇知盛」の自分用に Swarovski CL Curio 7x21 だけを持参しました。

本当によく見えて、眺めていることが楽しいです。明るさ、立体感、周辺の像の崩れ、視野の覗き易さ(ブラックアウトしにくさ)、実視界の広さ、ブレ難さ(コンパクトタイプの方がブレる)、ピント深度(?)、大きさ・重さ・・・どれを取っても不満な点がありません。Ultravid 8x20 があればなァ、と思いませんでした。NL Pure 8x42 ならどう見えるかなァ、はありましたけど(笑)
コンパクトタイプの双眼鏡として、完璧に最も近いと感じました。「歌舞伎グラス」の最高峰でしょう。

ってことで、あれこれ考えましたが、無理矢理ながらも Curio vs Ultravid に結着。Curio に軍配を上げます。

Swarovski CL Curio 7x21 Impressions 2

2022年01月11日 17時16分49秒 | 双眼鏡 関連
Swarovski CL Curio 7x21、歌舞伎座に初見参。
Curio の Impressions 1 でコンパクト・タイプ双眼鏡の私の「最重要用途は歌舞伎見物なので歌舞伎座で比べてから最終判断をします」と書きましたとおり、Leica Ultravid 8x20 Doveblue との一騎打ちです(笑)

今回、果たして結着はつくのか?

「一条大蔵卿」で見比べました。明るさと立体感は、想定通り Curio が上です。加えて、視野が広いのは芝居向きです。着物の模様の織・綾などの分かりやすさも良い勝負ですが、強いていえば Curio が上でしょうか。一方で、役者の細かい表情を見たいとき、倍率の高いことに加え、視野が狭い方が対象に集中できそうで、Ultravid の優る点もちゃんとありました。なお、ピントの神経質さ(ピンが来ていないと感じて合わせたくなる感じ)は同じ程度ですが、強いて言えば Curio が神経質(像がシャープだから!?)。
比較結果はほぼ想定通りですが、コンパクト・タイプ最優秀機種が折角 2 台あるので、仁左衛門丈のときは細かい「顔芸」を見たいので Ultravid にして、それ以外は Curio と使い分けます。メデタシメデタシ。

メデタシじゃねぇよ、結着がついてない、ってぇの。チャンチャン(自爆)

Swarovski CL Curio 7x21 Impressions 1

2021年11月23日 19時20分12秒 | 双眼鏡 関連
Swarovski CL Curio 7x21 Orange(以下、CL )を入手して 5 日経過しました。まだ短い期間なものの Leica Ultravid 8x20 Dove Blue(以下、Uv )との比較レビューを書きます(画像は 18 日記載分でご高覧ください)。調べてみたら Uv の実売価格も(値上がりして、だと思うのですが、今や) CL と変わらない 6 桁なのですね。

明るさ。Uv を導入した時、既に所有していた Trinovid 8x20 と見比べて Uv の圧倒的な明るさに驚いた記憶があります。同じスペックとは思えず 8x25 と思ったほどです。しかし、今回 CL が Uv に圧倒的な差をつけています。明るさ(瞳径の二乗)は 9:6.25 ですからスペック通りかもしれませんが。家内も、CL が断然明るくて見やすい、と言います(覗き易さは、瞳径が大きいことも影響していると思います)。
明るさが違い過ぎる所為もあり、抜けの良さも大差ありで、CL の方が彩度が上に見えます。
色収差は、満月で比較して互角。
立体感。これは双眼鏡で重要なファクターです。スペック的には(倍率の高い)Uv が有利な筈ですが、CL が勝ります。
周辺像の歪み(どちらも糸巻型)も大差なし。そうそう、CL では NL Pure にあるような「魚眼レンズ効果」はなく自然です。
恒星像の鋭さは CL が若干上かもとは思いますが、大差なし。周辺は 70%くらいから崩れ出しますが、これは同じ。倍率の低いスペック通りで、実視界も良像範囲も CL が広いです。

こう書いてくると CL の圧勝に思えますが、どっこいそんなに単純ではありません。やはり 8 倍は 7 倍より細部がよく分かりますので、中心部の(双眼鏡は基本的に中心で対象物を見ますから!)解像力という点では Uv が上に思えます。例えば、月面のクレータは Uv が見やすいです。地上風景でも CL で気付かない細部に Uv で気付くことが多いです(逆のことも勿論ありますが)。
バードウォッチングでの判別のしやすさでも、陽の当っているところでは倍率の高い Uv が、暗い場所では明るい CL がそれぞれ優っていて、優劣の判断は難しいです。
また、スターウォッチングでも、藤沢の明るい空では、倍率の高い Uv の方が背景の夜空が暗くなるので寧ろ有利です。ほぼ同じ程度に見えますが、優劣を着ければ Uv が上です。もっとも( 40mm クラスを持っているのに)20mm クラスでスターウォッチングもないですけど(笑)

なお、この手の小型双眼鏡で重要な最短合焦距離でも、CL は公称 2.5m に対し 2.3m で Uv は 1.8m に対し 1.7m なので、美術館等では Uv が有利です。もっとも、美術館だけが目的なら 50cm 迄寄れる GOTO GT-M 5x15 単眼鏡を持っていきますね。
因みに、ピントリングはスムーズで、復た双方とも合わせやすいですが、無限遠から最短まで、CL は 2 1/8 回転ほど Uv は 1 3/4 回転ほどと差は少ないです。使い勝手でいえば、優劣はありません。持ちやすさも格納も。強いて言えば、接眼キャップが CL は格納しないと付けられませんが、Uv は別々なので格納しなくても付けられます。でも、通常は格納するときだけ使いますし、1 個だから早くて、2 個だから面倒ということもありません(なら、書くなよ!)。

現時点の総合評価は、 1 台だけ持つなら Uv が汎用性があると思います。
(不幸にして!?)何台も持っているので、コンパクト・タイプ向きに限った使い方では、明るさ、抜け、立体感に勝る CL の方が見ていて楽しいので、好みでしょうか。CL の最大の欠点は、使用説明書に日本語表記がないこと(イラストがあれば十分!?)かも、と思えるほど(爆)

とは言え、コンパクト・タイプの最重要用途は歌舞伎見物ですから、歌舞伎座で比べてから最終判断をします。なので Impressions 1 です(笑)

なお、明るさ、抜け、立体感、解像力ほか総ての点で(最短合焦距離のみ Uv が 8cm ほど短いですけど)、NL Pure 8x42 は格が違います。口径が 2 倍で、お値段は 4 倍ですから、圧倒的な差がないと困りますけどね(笑)

Swarovski CL Curio 7x21

2021年11月18日 20時49分17秒 | 双眼鏡 関連
予約しておいた双眼鏡を引き取りました。
NL Pure が凄く良いので、CL Curio も良いとの銀座双眼堂:塚本さんの言を信頼してミズテンで予約したのが Swarovski CL Curio 7x21 Orange です。これも Green Monster ですかね(笑)
 
Ultravid 8x20 とほぼ同じ大きさですね。
 
瞳径が 3mm と 2.5mm より大きい所為か、CL Curio の方が接眼レンズが少し大きいです。口径が大きい分(?)CL Curio の方が厚みはあります。

CL Curio の対物レンズは少し奥に入っています。

実視界は 7.7 度なので、6.3 度の Ultravid より明らかに広いです。倍率の低いお蔭ではありますけれど、この広さは嬉しい!
明日が満月なのでクレータはよく分かりませんが、どちらも月の周辺での色収差はありません。木星や恒星では、若干ですが、CL Curio の方が像が鋭いかもしれません。明日以降で更に比較してみます、酔眼でない状態で(爆)

画像は TL2 + Sigma 18-50 で撮りました。なお、19 日 0820 に画像を差し替えました。


https://swarovskioptik-j.jp/product/cl-curio-7x21/

Swarovski NL Pure 8x42 歌舞伎座デビュー

2021年11月15日 05時03分14秒 | 双眼鏡 関連
昨日 Swarovski NL Pure 8x42 を歌舞伎座に連れ出しました。場にそぐわないのは百も承知ですし、家内には「他人の振り したい」と言われましたけど(爆)

明るい、視野が広いのは間違いない処ですが、座って見ていますし仰角が水平からほぼ変わらない所為か FHR の効きが素晴らしく、ブレないので細かな処が本当によく見えます。極端な話、仁左衛門丈の親獅子の隈取の刷毛跡が見えます。衣装の織のあやも立体的に見事に捉えますし、凄まじいばかりの威力。大袈裟さを除けば、今まで歌舞伎座で使った双眼鏡では隔絶してトップです(ほぼ総ての双眼鏡を一度は持って行っています。使っていない主要処は Canon 10x42 IS と嫁に出した Dialyt 8x56 でしょうか)。

因みに、幕間で家内に緞帳を見せたら、「見え過ぎるくらい凄い。でも、こんな重いものは長く持ってられない」が感想でした(笑)

CL Curio が匹敵するくらいでないと、NL Pure を使い続けることになりそう(自爆)

NL Pure 8x42 Impression 3

2021年11月04日 15時48分41秒 | 双眼鏡 関連

SWAROVASKI NL Pure 8x42 を ひと月余り使ってみた、その使い勝手、の感想です。

鏡筒で、横に長い楕円状に少し括れている箇所が、ちょうど手にスッポリと嵌って持ちやすいです。円に囚われない発想の勝利でしょうか。FHR と相俟って、ブレ難さ、安定感は抜群!

アイカップの長さ調整は 6 段階ですかね。職人魂かもしれませんが、細か過ぎ(笑)

対物キャップはブラブラして弱そうですが、使い勝手は悪くはありません。接眼キャップは、大抵のブランドがストラップ 2 本に通せるようになっていますが、2 本とも通したら見難いだろ!と思いますけどね。毎度のことで片方だけ通しました。未だ硬い所為かキツキツで着脱に手間取りますが、外す時だけの問題なので良しとします。

ピントリングは滑らかです。まぁ、このクラスなら当然ですかね。視度補正も問題なし。最短合焦距離は公称 2m に対し私の眼では 193cm でした。


ストラップは長さの調整がしやすいですし、肩当の部分が独特の形状をしてい首から肩に上手く当たり、柔らかい素材とも相俟って頸が疲れにくいです。よく考えられた優れもの。サードパーティ(従来は Artisan and Artist をよく使っていました)は使わず、純正を使った方が良い、珍しい例(爆) お蔭で Dialyt 7x42 より 40g 重い 840g(本当は FHR 附なので 860g )ですが、逆に軽く感じます。

ケースは大きいので FHR 附きで楽に収まります。これの肩当ては並み。恐らく(四半世紀前なら間違いなく!)ですが、英国など欧州の Birdwatcher は双眼鏡をずっと首からぶら下げていて、ケースに容れるものと言えばサンドイッチかクッキー程度でしょうから、この肩当てで十分な筈です(笑)

結論:接眼キャップ以外、問題なし!


NL Pure 8x42 Impression 2

2021年10月17日 09時27分29秒 | 双眼鏡 関連

Swarovski NL Pure 8x42 で日中の景色を見ていて気になったのが、周辺で像が圧縮(?)されていること。圧縮の意味が伝わりにくいかと思いますので、極端に言いますと、魚眼レンズのように中央が大きくなっていると思ってください。木々などをパンしても気付きませんでしたが、ちょうど視野に収まるくらいの遠い立方体の建物をパンした時に、中心に「せり出す」ような動きが眼に入り、気付きました。まぁ、この「魚眼現象」があっても、(中心で見る)鳥も(視野内で像が平坦で整っていることから)星も、実害はないと思います。

漸くここ数日は月を見られました。木星の月(衛星)は見ていたのですが、灯台下暗し(笑)
月の明縁でよくわかる色収差はセンターで見る限り皆無と言って良いでしょう。月を周辺に置くと色収差は分かりますが、これは仕方ないです。色収差がないので、半月過ぎの明暗境界線あたりのクレータがクッキリ見えます。しかも今の季節だと上弦の月は高度が低いので、ベランダに両肘を置いてしっかりホールドできますし。

また、昨日は夕方まで小雨混じりでしたが、夜に入って急速に晴れて 21 時過ぎにお誂え向きの高度でベランダに両肘をついて見た処、アルビレオの分離に何とか成功しました。

なお、Zeiss Dialyt 7x42、Victory 8x32 FL および Kowa BDII 6.5x32 を嫁に出しました。新しいオーナーに可愛がられることを祈念しています。