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リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

シーズンチケットを買うといつもこうなる

2024年03月15日 | 日々の風の吹くまま
3月13日(水曜日)。☁⛅☁。暖かくなった感じがするけど、今のところは「平年並み」の気温。予報では土曜日には20度になるなんて言ってるけど、ほんとかな。半袖のTシャツを1枚出しておいた方がいいかな。

Arts Clubから来シーズンのサブスクリプションとクリスマススペシャル(The Gingerbread Men)の支払いの確認が来たので、今年の秋の分はさっそくカレンダーに黄色いフラグをペタペタ。ラインアップの発表がある前にさっさと更新しちゃったおかげで、劇場2つともすべて何年かずっと同じオープニングナイトのA+ゾーンの座席。すぐ前の席はティムとヒラリー、2席離れてケイトお姉ちゃん、すぐ後ろの席はデイヴィッドとイーディスと、親しい仲間たちが近いので気に入っているところ。スタンリー劇場5作、グランヴィルアイランド劇場4作を合わせて単発でチケットを買うより1万円ほど安くなるし、さらに更新の場合は優先的に席を選べるので同じ席を確保できるし、都合が悪ければ別の日に無料で変更してもらえるので、旅行の日程と重なる場合は便利でいい。

特にほぼ毎年1回はでかけるクルーズは1年も2年も前に予約しているし、2週間とか3週間とけっこう長いので重なってしまうとチケットの変更に頭を悩ますことが多い。今シーズンは去年11月上旬開演の『ELF:The Musical』のオープニングが地中海クルーズの終点ベニスに入港する日だったので、帰って来てから時差ぼけから回復するまでの日数を考慮してもまだ十分に余裕があったし、来シーズンは9月の第1作『Jersey Boys』のオープニングがバンクーバー発のクルーズが出発する日の2日前ということで滑り込みセーフ。でも、来年3月の『Cambodian Rock Band』はそうは行かなくて、シンガポールから出港する日にプレビューが始まって、チケットの日付は東京までのクルーズの真ん中あたり。終点の東京で3日くらい遊んで帰って来ても上演期間は10日ほど残っているんだけど、ちょうど時差ボケが解消するあたりで次の『Burning Mum』がオープンするので、その後なら残りは3日か4日。ちょっときつそうだねえ・・・。

はてさてどうしたものかと考えあぐねて、作品の内容(ポルポト時代前にカンボジアで流行していたロック音楽のリバイバルのような「デングフィーバー」というアメリカのバンドの曲をベースにしたミュージカル)を調べて、カレシにどうする?と聞いたら「興味がわかない」。うん、アメリカで大ヒットして、Arts Clubではコロナで2回延期され、上演が決まっていた今シーズンはコスト上の制約でキャンセルを余儀なくされて、やっと来シーズンに一番座席数の多いスタンリー劇場で上演が実演するといういわく付きの作品だけど、そだねえ。ここは無理せずに見逃すことにして、チケットを誰かにプレゼントするか、それとも他の作品(『三銃士』かな?)のチケットに交換してもらってそっちに誰かを連れて行くか、どうしようか・・・。

気候変動と大空で遊ぶ雲たち

2024年03月14日 | 日々の風の吹くまま
3月12日(火曜日)。☁⛅☀。ぐっすり眠って、目覚めは8時半。どうやら体内時計もめでたく「夏時間」に追いついたらしい。普通に起きたので普通に朝ご飯。ミューズリに入れるアップルソースがひと匙くらいしか残らなくて、明日の朝ご飯には足りないから、ウォーキングのついでにスーパーに寄ってりんごを調達。りんごの売り場の半分近くがオレンジに占拠されていてびっくり。スーパーに並ぶりんごのほとんどがBC州内陸のオカナガン地方か南のワシントン州のものだけど、特に大産地であるオカナガン地方で2021年のヒートドーム現象による異常高温、2022年は極端な厳冬、去年は旱魃とご難続きで収量が激減していたそうだから、在庫が底をつきかけているのかも。心配だけどとりあえず酸っぱい青りんご(グラニースミス)5個と砂糖代わりに使う甘い赤りんご(アンブロシア)2個を調達・・・。

この冬はエルニーニョだったのに、オカナガン地方では1月にマイナス27度という日が何日も続いて、りんごだけでなくモモやアンズ、スモモ、ネクタリンも90%くらいの花芽が凍ってしまったそうで今年は果物不足かな。オカナガン地方はワインの大産地でもあるけど、同じ寒波でブドウが壊滅的な打撃を受けて今年はワインが大減産になるという話で踏んだり蹴ったり。気候変動が関わっているんだろうけど、バンクーバーの北西500キロ、バンクーバー島の最北端よりさらに北の水深200メートルの海底で繁殖しているサンゴ礁が発見されたというニュースにはびっくり。科学的にも合理的にも「あるはずがない」ところでの発見に及んだのは、深海生態学の研究者が先住民から「海の底に魚が集まるこぶがある」と聞いたのがきっかけだったそうで、太平洋では最北(北緯52度)、カナダでは唯一のサンゴ礁。でも、すでに気候変動の影響による白化の兆候があるという話だった。

午後になって久しぶりのみごとな青空とふかふかの白い雲。見渡す限りの大空は「ニシクル・ミンタラ」。まるで遊んでいるように刻々と姿かたちを変える雲は見ていて見飽きることがないから、脚本読みもそっちのけで写真を撮りまくり。何とも楽しそうだけど、空の雲にも気候変動の影響があるのかな。








PCの前に戻ってモニターを睨んでいたら、カレシが「おい、マティニタイムだぞ」。え、もう?時計の針を1時間進めたせいで、日暮れが1時間遅くなったから、外が明るいままだと気分的につい「もうこんな時間?」ということになるわけ。アップルソースもでき上ったし、晩ご飯前のひと休みと行こうか。

春がそこまで来ている気配

2024年03月13日 | 日々の風の吹くまま
3月11日(月曜日)。☁🌧☁🌧。目が覚めたら何とまた9時半。夏時間初日のきのうは朝起きるのこそ遅かったけど、ランチもマティニも晩ご飯もちゃんと普通の時間に支度をして食べたんだけど、どうやら体内時計の針を動かすのを忘れてしまったみたい。それにしても、きのうの午後遅くにちょっとの間ながら晴れて来そうな空模様になって、フレーザー川の辺りから薄い虹が立ち上っていたんだけど、浅き夢見しってところだったのかな。


浅き夢見し・・・今日は雨

やる気がもりもりになったおかげで、午後はまずネイサンの脚本(ミュージシャンでもあるのでせりふがとっても音楽的)を読むことから始めて、トフの奇抜なひねりの利いた殺人ミステリ(おもしろい!)を読み、ペイジのあらすじを読んで一筋縄ではいかない性格分析と進んで、脳内はジンジンと騒然。ソファに寝転がってリラックスして読める小説と違って、芝居の脚本は少なくともワタシには立っているか歩き回るかしながら読む方がわかりやすい。脚本や台本を読むということは、生身の人間が現実空間の舞台でやり取りする話し言葉を文字で「聞いている」ようなもので、何語であれワタシの感覚では「垂直型言語」なわけ。あ、脳内がジンジンと騒がしいのは「脳作業」とは無関係。(四六時中のことなので慣れっこになって気にならないし、耳は聞こえが良過ぎるくらいなので、脳みそを絞った後に冗談半分にそう言ってみるだけ・・・。)

ひと息入れたところで明日の朝のバナナがないことに気がついて、雨がしょぼつく中をスーパーまでひとっ走り。牛乳と(ワタシのランチ用の)にんじんジュースと(マティニタイムの)チーズとバナナをレジかごに放り込んでささっとレジへ。いつもはカスタマーサービスのカウンターにいて車付きのレジかごを出してくれるミシェルがレジをやっていて、「あら、今日は駆け込みの駆け出しなのね」。そうなのよぉ。とりあえずすぐに要るものだけ。「じゃあ、この次は大きいってことね」。うん、乞うご期待よ。「合点。いつものレジかごを用意しておくわよぉ」。あはは。このスーパーでは普通のレジかごと車付きの2種類あって、大きい買い物のときは楽な車付きを使うんだけど、(客が持ち帰ってしまうのか)「盗難」が多発するようになったために、カスタマーサービスで貸出し表に名前を書いて「質」を入れて貸してもらうしくみに変更。それでいつの間にかカウンターにいるミシェルと仲良しになったわけ。(おしゃれな街作りに躍起の市議会の思惑に反して)我が「六丁目商店街」にはまだ(東京風に言うなら)下町っぽさが残っているのがいいところ。

夜になって雨がじゃぶじゃぶ。山の上も雨なのかなあ。せっかくかなり低いところまで白くなって、スキー場は大喜びだったのに、来週からは学校が一斉に2週間の春休みに入るというのに、雨は恨めしいだろうな。でも、ふもとの方は気温が上がって雨が降るのは大歓迎。週末には予想最高気温が18度とか19度という信じられない予報で、エレベータ―の中でも「ビーチサンダルを出しておかなきゃ」というおどけた会話が弾んで楽しい。だって、もう3月も半ばだもん。春なんだもん。(時計はもう「夏」なんだもん。)まあ、窓を叩く雨の音を聞きながら、今度はワタシの脚本の手直し・・・。



やる気が一気に100倍になったぞよ

2024年03月12日 | 日々の風の吹くまま
3月10日(日曜日)。☁🌥☁。目が覚めたら午前9時半。そう、今日からいわゆる「夏時間」で、寝る前に時計の針を1時間進めておいたので、きのうの朝までは午前8時半だから睡眠時間としてはいつもの通り。切り替えの時刻が午前2時なので、昔は朝起きてから家中の時計(20個以上)の針を進めたり戻したりしていたけど、今は切り替え機能をオンにしておけば自動的に変わってくれるものが増えたおかげで手動でやるのは半分以下になって大助かり。ま、このめんどうくさい「儀式」の廃止が実現すれば言うことないんだけど・・・。

日曜日は掃除の日で、先週は膝の打ち身と擦り傷がまだ痛かったせいで手抜き掃除だったから、今日は少し気合を入れなくちゃ。膝のけがはもう10日になるけど、両方とも打撲の痛みは解消して関節の動きは正常たし、右足も擦り傷にかさぶたができてもう絆創膏は不要。でも、左足の方は痛みはなくなったのになぜかまだじくじくしていて、少し出血しているようにも見えるから困ったもんだ。治るペースが違うのはどうしてなんだろうな。化膿してはいないようだから、擦り剥いたといっても思った以上に深い傷だったのかもしれないな。絆創膏を取り替えるのがめんどうになってハイドロコロイドシールと言うヤツを貼ってみたけど、やれやれ、いい年してかっこ悪っ。

洗濯と掃除が終わればあとはペースダウン。ネイサンとトフとペイジが木曜日のワークショップで読む脚本を早々と送って来ていたので、まずは印刷して目を通して、それから月曜日までと言うことで待ったなしの自分の脚本を読み直してどの部分を送ろうかと思案投げ首。トフが送ってくれたコメント(2ページ!)の内容をじっくり考えているうちに、第1幕最後の場(10場)と第2幕最初の場(11場)について、ストーリーの急展開を強調するために幕間をなくしてぶっ通しの1幕ものにしたらどうかという案が浮かんで来たので、よし、次のワークショップの質問はこれだっ。舞台演劇は2幕ものが主流と言えるけど、最近は幕間に飲んだりおしゃべりをしたりしているうちに観客がダレてしまって、第2幕に集中力が低下する傾向があるということで、新作に1幕ものが増えて来ている。先々週観て来た『Father Tartuffe』も1幕もので、最後までストーリーのテンポが緩むことがなかった。ワタシの「平治郎」はグッドニュースで第1幕が閉じて、第2幕では急転直下の展開で悲劇的な結末まで駆け抜けるような構成なので、幕間が邪魔だという気がして来たわけ。トフのコメントには「第1幕では異なる時空間の往復が多すぎるので、もう少しリニアな構成にした方がいい」という指摘があったし、じっくり構想を練り直すことになりそうだな。

もう何年も故郷への約束と思いつつも台本と資料を前にうんうん言って来たのは、元々日本で書かれて上演されたものがベースなので、そのまま英語に翻訳しても日本であったストーリーの歴史的、社会的な背景が観客に伝わりにくいという大きな壁があったから。その挙句に(原作者の口頭での許可と東京の先生のアドバイスを足掛かりにして)脚色に近い構想に行き着いたわけで、プロの中に放り込まれてフィードバックを受けられるワークショップはいずれ上演可能な脚本に仕上げる第1関門みたいなものだから、今はがむしゃらに前進あるのみ。でも、きのうの朝日新聞に日本会議とか言う団体がアイヌ人が先住民族であることを否定するようなシンポジウムを開いて、それをある団体がヘイトスピーチだとして会場前で抗議したという記事があって、うは。主催した団体のことを調べて、うはぁ。何だか日本のディープステートみたいな団体という印象で、もしも「平治郎」が日本(北海道)の先住民族のストーリーとしてカナダの舞台に乗ったらどんな反応を見せるのかなあと想像したら、いやぁ、ワタシのやる気が一気に100倍になったぞよ。

デジタル思考はマニュアル思考でアナログ思考はどぉしよぉ~思考

2024年03月11日 | 日々の風の吹くまま
3月9日(土曜日)。☁🌧☁。目が覚めてみたら、何だか薄暗い。ま、向こう1週間は雨、雨、雨という予報だから別にがっかりもしないけど、気温は上昇傾向。だけど、何なの、この風?下の道路でダンプカーでもエンジンをかけたままで何かやっているのかと思ってバルコニーに出たら、うはっ、南風がごうごう。ドアの外のゴムマットがめくれて2つ折りになっていて、空っぽのプラスチックのバケツがごろごろ。慌てて中に取り込んで、ルーフデッキの方をチェックしたら、うはぁ、小さい植木鉢が3個横倒しになってるじゃないの。強風警報が出て、バンクーバー島と本土を結ぶフェリーは夕方まで欠航。倒木で道路が通行止めになるやら、あちこちで停電するやら。おまけに気温の急上昇でノースショアの山には雪崩警報。春の嵐は3、4日続くらしい・・・。

前は土曜日を洗濯日にしていてけっこうばたばたしたけど、いつの間にか洗濯日は日曜日の掃除と並行のながら家事。だって、洗濯機はスイッチをちょいちょいとやるだけで後はお任せだから、その間に自分の身体を使って掃除をすれば一石二鳥のマルチタスキング。昔「ながら族」という言葉があったけど、あれがマルチタスキングの元祖みたいなものだったのかな。あの頃はトランジスタラジオを机の上に置いてヒットパレードなんかを聞きながら宿題をやるというようなのどかな時代だった。デジタル化と共に「マルチタスキング」が時代の最先端を行く人間の条件みたいに語られた時期があったけど、デジタル時代の「ながら」は生産性も作業効率も注意力も半減させるんだそうな。要するに元々アナログの脳内で2つの作業の間で時間も思考も集中力も細切れにして行ったり来たりなわけで、これじゃあ注意力散漫にもなるだろうなあ。コンピュータだって2つのことをほんとに「同時」にやってるんじゃないんだから。

ま、ワタシはIT産業や常時接続のソーシャル何とかよりもずぅ~っと前の幼少の頃からへそ曲がりのつむじ曲がりでどうにも潰しも矯正も利かないようなので、マルチタスキングのへったくれもないんだけど、その効用についてはデジタル天才のザッカーバーグ君に説明してもらいたいもんだな。もっとも、イギリスのThe Guardian紙のコラムニストによると、今どきのIT社会はとっくに彼の能力を超えているそうだけどね。数日前だったかフェイスブックに不具合が起きてアクセスできない人が続出したときに、ソーシャルメディアに拡散していたイメージはまさにアナログそのもので、あまりにも皮肉だったから笑っちゃった。フェイスブックに上がっていたのを拝借しちゃうと・・・



ランチのしたくをする時間になっても、まだ風がごうごう。キッチンのレンジフードのファンの排気口がバルコニーの「天井」にあるので、警報が出るほどの南東か南の風が吹くと、もろにキッチンにまで吹き込んで来てレンジのガスの火が消えそうになるから危ない。デジタルに考えるなら「ガスを使わない」ってことになりそうだけど、それではいかにもマニュアル思考なので、アナログに「どうしよう、どうしよう」と考えて、そこらにある(サイズの合う)廃材で即席の防風パッドを作ってフィルターの内側に入れてやったらとりあえず解決。風の日はレンジの下に手をかざして風を感じたらパッドを入れ、収まったら外すだけ。油で汚れたら外側の袋を取り替えればいいし、派手に油を撥ねかす料理はめったにしないからこれで十分。あら、もうランチタイム・・・。



国際女性デイがあるのは格差がなくなっていない証拠

2024年03月10日 | 日々の風の吹くまま
3月8日(金曜日)。🌧。ゆうべはちょっと早寝したのに2人とも目を覚ましたのは9時近く。楽しく遊びすぎちゃって疲れたのかな。年だねえ、もう。でも、ゆうべのディナーパーティは、参加数十人の大半が常連で、芸術監督のアシュリー、専務理事のピーター、新作&人材開発担当のスティーブン、資金開発部長のキャサリンを交えて、いつものようにあっちへ行ったりこっちへ行ったりして会話が弾んで賑やかだったし、料理は良かったし、デザートのチョコレートケーキは格段においしかったしで言うことなし。おまけにオークションで個人スポンサーになっている『Guys & Dolls』(「ガイズ&ドールズ」)の舞台裏ツアーのパッケージを射止めて大満足。ワタシの誕生日の頃にはリハーサルに入っているだろうから、そのあたりがいいかな。



今日は「国際女性デイ」(International Women’s Day)なんだそうだけど、ほんとに男女平等の世の中だったらそんな女性だけを対象とする特別の日なんか必要ないと思うな。対極に「国際男性デイ」(International Men’s Day)とかがあれば話は別かもしれないけど、それでも人間をジェンダーや職業やら社会的位置でラベルを貼って特別に「○○の日」を作って世の中を啓蒙する(あるいはメディアがちやほやする)というのは何だかねえ。だって、1日だけ注目して(あげて)よいしょする(してあげる)という「上から目線」的なイベントで終わるのが関の山で問題の本質はそのまま、翌年の「○○の日」に思い出したようにまた同じことをやるという感じなんだもの。

それにしても、日本の男女格差ってのは目も当てられないな。メディアには女性をエンパワーするだとか女性活躍だとか威勢のいい言葉が溢れているけど、世界経済フォーラムの報告書を読んでみたら、何でも日本はジェンダーギャップ指数が146ヵ国中で下から数えた方が早い125位なんだそうで、東アジア太平洋地域のランキングではフィジー、ミャンマーに続いて日本が最下位。教育も保健もトップレベルなのに、政治と経済の分野ではどん底という格差の落差がすごいし、今のペースだと男女格差を解消するのに189年はかかるというのもすごい。一方、イギリスのエコノミスト誌が調べた「女性の働きやすさ」のランキングでも29ヵ国のうちで28番目。世界ワーストランキング堂々の2位!なんて威張れたもんじゃないだろうにね。

でも、教育ではほぼトップということは、教育に関してはそれほど男女格差がないってことだと思うんだけど、それが政治参加や経済活動への参加と機会にほとんど反映されていないというのは不思議と言えば不思議。日本にだって男女雇用均等法というものがあるのにそれが機能していないということかな。いや、日本のいろんな掲示板などでの相談事や愚痴を読む限りでは、親が大金を投じてくれたであろう高等教育で得たはずの教養や知識も雇用の男女格差をなくそうという法律も、肝心の女性たちが積極的に活用しているように見えないから、宝の持ち腐れってことかもしれない。(こう言っちゃ何だけど、自立しようという気概が感じられない。)まあ、文化や社会が違うと言われればそれまでだけど、もったいない話。それでも、医科大学や大学医学部の女性の比率が4割に達して、一部では女性が半分以上になったところがあるというニュースはある意味で希望の光と言えるのかな。何であれ、いつか「国際女性デイ」なんてイベントがなくなる日が来ればいいね。

おととしの所得税は払い過ぎだった!

2024年03月08日 | 日々の風の吹くまま
3月7日(木曜日)。☀🌤。うは、目が覚めたら、すごくいい天気。でも、予報では下り坂なんだよなあ。ま、今夜のお出かけ以外に出かける予定は当面ないから雨続きでもけっこう。もっともカレシは園芸センターに行くと言っているけど、先月から何度もそう言ってるからこっちはa grain of salt(話半分)ってことで・・・。

朝一番でArts Clubのステファニーから、同じ番号で内容が違う寄付金のレシートは去年2月13日発行のものが「正しい」とのメール。要するに2022年度の所得税に関するものだから発行日が今年の日付になるのはあり得ないってことで、ナットク。金額が少ない方だけど、月決め寄付を10%増やしたのは去年の春だったから、その前の年の合計額ってことで、これもナットク。それにしても、Arts Clubは非営利の特定公益財団なので、寄付を募って税額控除用のレシートを発行することができるんだけど、月決めの他に奨学金や助成金の基金を含む折々のファンドレイジングキャンペーンがあり、今日のディナーパーティのように参加費の一部が寄付になるものがあり、さらには思いつきで寄付をする人たちも大勢いて、2千円以上の寄付には1件ずつtax receipt(納税申告用レシート)を出さなければならないから、会計処理はさぞ複雑だろうな。

寄付する方は金額を合計して集めたレシートを添付して申告すれば税額控除が受けられるので、純所得の75%までという制限はあるけど、節税対策としてはいたって簡単で便利。だからいろんな慈善団体や公益団体に寄付をする人が多いわけで、そのせいで多種多様なファンドレイジングイベントが盛んだし、メディアでもしょっちゅう「寄付お願い」のコマーシャルが流れるし、救世軍とか大規模の事前団体から来る寄付を募る郵便には寄付の用紙に予め住所氏名を印刷して、ちゃっかりと返信用封筒まで入っているくらい。すごいのになると、頼みもしない(たぶん使いもしない)アドレスのステッカーやシールを同封して来て「寄付」を求めて来るから、それじゃあ厚意に基づく寄付じゃなくて送ったものに対する「お返し」の要求みたいな感じで、厚かましいこと甚だしい。ずっと昔だけど、グリーティングカードの束を送りつけて来たのがあって、その偉そうな態度にむかついたもので、カードを切手不要の返信用封筒に突っ込んでポストに放り込んでやったことがあったな。

寄付に関してはArts Clubにあげたいから何かにつけて寄付しているので、税額控除はワタシがあげたいところに直接あげて、政府が税金の使い道を考える手間と暇を省いてやっている「手数料」。子供がいない私たちは2人とも他界した後の遺産はすべてArts Clubが相続するように遺言書を作って弁護士事務所に預けてあるから、言うなれば折々の寄付は親が我が子に仕送りなどで援助するのと同じことじゃないかと思うけどね。ま、税金に関しては、会計事務所からの2023年度申告の質問表を待っているところだけど、それよりもまずは担当会計士のリズにおととしの申告を修正してもらって、払い過ぎた税金を返してもらわなくちゃね。レシートの金額が大きいから控除されるはずだった金額もけっこうな額になるんだもの。まったくもう、年に一度のこととはいえ、ゼイキンは頭が痛い。ま、今夜はそんなことを忘れて、Arts Clubのファンドレイジングディナーに行って楽しんで来ようっと。

水曜日は「こぶの日」のせいかでこぼこな1日

2024年03月07日 | 日々の風の吹くまま
3月6日(水曜日)。☁。寒いなあ。ウォーキングに行く10時になっても気温は公称1度。曇っているからあまり上がりそうにないな。モールまで1丁半で徒歩3分だからと高をくくってTシャツ1枚にカーディガンジャケットで出たら、いやぁ空気が冷たいの何のって。天気予報に雪のマークがないのが何よりで、気温は明日あたりから上がって週末は雨、雨、雨。来週の終わりから週末には15度とか17度とか信じられないぽかぽか陽気。外れる確率の方が高い天気予報だけど、当たるといいなあ。

きのうから洗濯乾燥機の排気口の掃除でルーフデッキの上にロープを渡してあって、けさになってもそのまま。外壁4面に排気口があるから他をやっているのかと思っていたら、午後になっていきなりホースの塊がどさっ。少しして今度はロープで長いはしごがするすると降りて来てうまいこと2個のプランターの間に「着陸」。おやおやと見ていたらスパイダーマンがするすると降りて来て、オフィスのすぐ外でモニターを睨んでいるワタシの目の前にはしごを設置。なるほど、ルーフデッキの上は我が家の階も含めて4フロアで、隣とのパーティションのこっち側にある排気口は4つ。きのうは我が家だけ踏み台に乗って掃除をしたので残りは3つだけど、屋上が大きく張り出しているのでロープで下がって来ても排気口に手が届かない。ホースを持ってはしごを上って行ったと思ったら、うはぁ、まるで吹雪。ルーフデッキに散らばった綿ぼこりは別のホースで隅に吹き寄せて回収して行ってくれたけど、我が家の時はひらひら程度だったな。ワタシは乾燥機を回すたびにフィルターを外して綿ぼこりを取り除いているからなんだけど、上の階でそうしてない人がいるんだろうな。

所得税の季節で、あっちこっちから申告用の利子やら何やらの明細が来ていて、今日は(また)Arts Clubからメールで月決めの寄付の税控除用のレシート。でも、ちょっと待てよ、先週すてに送って来てたんじゃないかな。そう思って、税申告の書類を保管しているファイルフォルダーの中を見たら、あった。でも、レシートの番号が違うし、寄付の集計日もレシートの発行日も、あら、金額も違うじゃないの。さっそくメールを送ってくれたステファニーにどっちがどうなのとメールしたら、「最初のは2022年度の分で、レシートをまとめていたときに紛れ込んでしまったみたい」との返事。じゃあ金額が少し多い方が「正しい」レシートってことね、とフォルダに戻したら、あら、クエスチョンマークを貼ったレシートがあって、よく見たら「正しくない」レシートと同じ番号。もしかして去年の申告から抜けていたのかもと、カレシとワタシの申告書をチェックしたら、うはぁ、どっちにもレシートの明細の中に入ってないじゃないの。つまり税金を払い過ぎたってことで、金額が大きいから修正申告をしなくちゃ。でも、ちょっと待てよ。レシートの番号は同じだけど、日付が違うし、金額なんか10万円も違うから、またステファニーにどっちが正しいのぉ?とメール。あぁ~あ、ゼイキンの季節はいつもストレスフル・・・。

返事は明日だろうからと、とりあえず寒風の中を買い物。牛乳の2リットルの紙パックが昔ながらの取っ手のついたプラスチックのボトルに変わっていて、何で?プラスチックは環境に悪いからと紙パックに変えたんじゃなかったのかな。もっとも最近は紙パックが開けにくくなっていたから、キャップをひねるだけで開けられて、紙パックのように別の容器に移さなくてもいいプラスチックボトルは大助かりだけどね。どこかで紙パックの供給不足が起きていると聞いたけど、はて一時的な変更なのか、それともこのまま紙パックと格闘しなくても良くなるのか・・・。

きのうも今日も演劇びたりで・・・

2024年03月07日 | 日々の風の吹くまま
3月5日(火曜日)。🌤☀。思ったほどには寒くならなくていい天気。あと2週間もすれば公式に春になるんだけど、次の日曜日からはいわゆる「夏時間」。順序が逆だと思うんだけど、昔は4月の末だった夏時間への切り替えが「春分の日」よりも早くなったのはアウトドアビジネスのせい。日暮れが遅くなれば仕事の帰りにちょいとゴルフを1ラウンドとかビーチでリラックスという気になるはず・・・という目論見だったらしいけど、効果のほどはいかに。コロナの前に夏時間の通年化が期待されて、BC州議会はとっくに廃止の議案を可決しているんだけど、同じ時間帯のアメリカ側の3州と同時じゃないとまずいということでアメリカ連邦議会の承認を待って・・・というはずだったのが、アメリカの議会は未だに砂場の子供のけんかの様相でそれどころじゃないないまま・・・。

ゆうべのArts Clubの新シーズン発表会は盛況だった。シーズン通しての前売り(サブスクリプション)を宣伝するのが狙いで、上演中の芝居のセットの前に大きなスクリーンを置いて、芸術監督のアシュリーが第1作から順番に紹介して行くんだけど、今回は1作ごとにミュージカルなら主演者の1人が1曲歌ったり、ドラマなら作者のメッセージのビデオを流したり、圧巻は剣士のチャンバラやベースになった古い名画のシーンとか工夫が凝らされていて、ひとつのショーになっていたのは立派。ざっと並べると、スタンリー劇場(650席)での第1作『Jersey Boys』で始まって、次にグランヴィルアイランド劇場(450席)で『Miracle on 34th Street』(名画「34番街の奇跡」の舞台化)。後はスタンリーでクリスマススペシャルとして『Dolly Parton’s Smokey Mountain Christmas Carol』があって、年明けから『Three Musketeers』(名作「三銃士」の舞台化)、『Cambodian Rock Band』、『Casey And Diana』と続いてトリはブロードウェイのヒットミュージカル『Waitress』。グランヴィルアイランドでは『Primary Trust』、『Burning Mom』と続いてトリはアガサ・クリスティーの『The Mousetrap』。ニューモント劇場(250席)はレギュラーの公演をせずに去年大ヒットしたクリスマスの特別ショー『The Gingerbread Men』だけ。これまでのシーズンより本数は少ないけど大きいスタンリーに主軸を置いて、さらにそれぞれの公演期間を長めにしているところが特徴かな。コロナで大打撃を受けて赤字に転落した劇団を立て直す手段としては賢いと思う。

今日は今日で、ワタシはハナちゃんとランチ。英語の勉強のためにも戯曲を読みたいと思って図書館に行ったけどシェイクスピアしかなかったというので、ワタシが持っているのを貸してあげることにして、本を渡すのにかこつけて2人で女子会ランチというわけ。ワタシの本棚には演劇に首を突っ込んでから買い集めた戯曲が150冊あって、第1回として選んだのはモリス・パニッチの荒唐無稽な『Girl in The Goldfish Bowl』とダークな『Gordon』の他にカナダの公民権運動を代表する(10ドル札になっている)ヴィオラ・デスモンドを描いたアンドレア・スコットの『Controlled Damage』 とジョージ・F・ウォーカーの『We the Family』 の4冊。カレシ用にツナサンドを作り置きしてモールへ。長居しやすいフードコートでスシ屋に行ったら、おじさんに「今日はお嬢さんと一緒ですか」と聞かれて目を白黒。娘だったらうれしいけどねえと返事したけど、(ハナちゃんはやっと30だから)お孫さん?と聞かれなかったのは何より。あはは。巻きずしを食べながら、(英語で)芝居の話、英語勉強の話、語学の話、食べ物(たこ焼き)の話・・・。

帰って来たらもう3時近くて、メールであさってのワークショップの材料が来ていたので、はっ、ワークショップは欠席だけどちゃんと読んでコメントや質問をまとめて送っておかなくちゃっ。演劇界での仕事から劇作家への道を目指している若い世代4人のBブロックはどれもコメディで、出だしの部分からおもしろそうだなあという脚本が勢ぞろい。ワタシが属するAブロックはもっと年が行った世代でワタシ以外は演劇界や文筆界で食べて来た人たちばかり。申し込んだときに脚本の草稿ができていると言っちゃったせいでこうなったのかな。Arts Club内部ではほとんどの人たちがワタシが芝居の翻訳者を目指しているのを知っているので、大口後援者としての立場との利害対立を避けるために「売り込み」をしたことはないし、ワークショップだって公募に応じて願書を出して受かって受講料を払って参加しているんだけど、もしもみんなが陰でそれとなく後押ししてくれているとしたら感謝感激。はいっ、心遣いを裏切らないようにがんばりますっ。

3月うさぎならぬ3月ねずみというところ

2024年03月06日 | 日々の風の吹くまま
3月4日(月曜日)。☁🌤。夜の雨がまた雪になったようで、ルーフデッキは冬景色。でも、よく見ると積もった雪は粗いざらめになっているので、これなら日が差してくれば融けるなと胸をなで下ろして朝ご飯。きのうは痛くて触れなかった膝は、けさは両方ともまだ少し濡れているけど、掌で押してもそれほど痛まないくらいに回復。でも、右膝は傷跡が残りそうな感じ。

きのうは休みだったタワークレーンの解体は川霧でかすむ中で再開。移動式クレーンが来ていて、まずはジブと呼ばれるアームを撤去。ジブの上に点々と見えているのにズームインしたらどうやら人影らしい。ジブがなくなったと思ったら、Aフレームも旋回体もあっという間になくなって、残ったマストが何かしょぼい感じ。勤務時間が終わる3時にはそれもなくなって移動式クレーンのアームが見えているだけ。解体して地上に降ろしたた部材を運び出しているのかな。解体作業は4日で完了。新しいパタロ橋の主塔はマンションより高そうだからもっと時間がかかるかな。こっちは橋桁の工事が始まるそうだし、クレーンが何基も見えるから、今年中の開通を目指して工事は急ピッチと言うところ。ケーブルを張るのはいつ頃かなあ。







午後いっぱいはのんびり。Arts Clubの来シーズンのラインアップ発表は7時半からなので、晩ご飯も急がずにいつもの通り。カレシがどこでやるのかと聞くから、即座にBMOセンターのニューモント劇場と答えたけど、ふと携帯に残してあった招待メールを見たら、あらら、グランヴィルアイランド劇場になってる。オフィスのカレンダーを見たら、やっぱりGIと書いてあるじゃないの。やぁだっ、ワタシの記憶違い。何でだろうな。グランヴィルアイランド劇場では『Father Tartuffe』が先週オープンしたばかりなので、『Every Brilliant Thing』が終演して空いているニューモントでやると思い込んでしまったとか。でも、今日は月曜日で休演日だから、座席数が倍近いグランヴィルアイランドでやることにしたんだろうな。カレシが聞いてくれなかったら行く先を間違えてしまうところだった。やれやれ。




晩ご飯が終わる頃、空は見事な夕焼け雲。ウーバーを呼ぼうとアプリを開いて行き先を入力したら、ええ?到着まであと1分とか2分。まだ靴を履いてないじゃないの。いったんアプリを閉じて、カレシを急かして身支度をさせて、ワタシも靴を履いてジャケットを着て、いざ出るというところでまたアプリを開いて「到着まで1分」で一番安いのを選んでクリック。ラッシュを過ぎているから料金は前回よりちょっと低め。(料金が決まっているから、タクシーのようにわざと遠回りしたりせずにいつも最短最速なのがいい。)ドアに鍵をかけている間に「アミールが行きます」と確認が来て、エレベーターを待っている間に携帯で車が近づいて来るのを観察。車種はテスラだって。前回も往復がEVだったな。ベンツは来ないだろうけど、いろんなちょっといい車に乗れるのがウーバーの楽しいところかもしれない。リラックスして行こう。

天気の神様も決めかねている日曜日

2024年03月04日 | 日々の風の吹くまま
3月3日(日曜日)。☁🌧❄🌧。雪は降らなかったし、降雪注意報もとっくに解除されたけど、天気予報はまだ雪交じりの雨とか凍雨とか何とも落ち着かない天気。明日の月曜日は「午前中は曇り時々雪交じりの雨、午後はにわか雨が降るかも」だって。マザーネイチャーが決めかねているってことかな。(決められない人が多いもんねえ。)新シーズン発表パーティから帰ってくる頃にはぐっと冷え込むようで、劇場から駅まで寒風の中を歩くのは嫌だから明日はウーバーの出番。ファンドレイジングのディナーがある木曜日も同じような予報。スタンレー公園のレストランまで暗くなってから慣れない道を行くので、こっちも断然ウーバーの出番。頃合いを見て車を走らせてやらないとまたバッテリが上がってしまいそう・・・。


明日の天気は・・・

日曜日は掃除の日だけど、今日はまだ転んで傷めた膝が痛いので徹底した手抜き。擦り傷はほぼ乾いたけどその下の打撲傷が痛いんだな。深いところで内出血したようで、絆創膏の下が赤黒くなって来て触るだけでも痛いし、それが脛に沿って下の方に広がりつつある感じ。膝を伸ばしている限りは歩くのには困らないけど、床のゴミを拾ったり家具を動かしたりするのに膝を曲げるとイテェ~。(膝を伸ばしたままだと腰が痛くなる。)ダスターで埃を払って箒で掃いた後は、リビングとダイニングとキッチンだけ掃除機をかけて、モップかけはダイニングとキッチンと寝室のバスルームだけ。それでも膝が疼いて来たので、カレシが主に使っている玄関脇のバスルームはカレシに打診したら「お、いいよ」。クリーナーのスプレーのやり方を教えて、じゃあお願いね。ちらっと見たら、トイレの周りやドアの後ろまでワタシよりもていねいに拭いていて、なかなかやるじゃないの、カレシ・・・。

少しペースを落としてのウォーキングから帰って来たらランチまで時間の余裕があったので、今日はとっときのフレンチオニオンスープと行こう。冷凍してある自家製のビーフブロスを鍋に入れて融かしている間に大きな甘玉ねぎを4分の3くらいスライス。コンタクトレンズを辞めてからは玉ねぎを切るたびに目に染みて涙がぼろぼろ。バターとオリーブ油でじっくりあめ色になるまで炒めて、すっかり融けて沸いて来たブロスに入れてしばらく煮て、味付けはベイリーフと塩こしょうだけ。チーズスティックをサイコロに切って、切り分けたトーストと一緒に小皿に持って、はいランチの時間。熱々のスープにころころと入れたチーズは食べているうちにほどよく溶けて、スプーンですくっても糸を引かないので食べやすくていい。こういう天気の日のランチはやっぱり熱々のスープ・・・。

掃除とウォーキングはちょっとキャパオーバーだったのか、午後は座っていても膝が痛くて困ったけど、手抜き掃除は済んだし、スープでおなかも温まったしで、もっぱらクロスワード。外はびしょびしょと雨。土曜日と日曜日は翌日のパズルが太平洋時間で午後3時に上がって来るので、その前後はアーカイブの過去のパズルに挑戦。ニューヨークタイムズのアーカイブには毎日のクロスワードパズルが1993年11月分からあって、やっと2010年の4月まで来たところだからざっと6000個以上が終わって、毎日やるようになった2019年に追い付くのまであと9年分だからまだ3000個はある勘定。午後3時に明日のパズルが上がって来たけど、月曜日のは週7日のうちで一番やさしいのであっさり7分でおしまい。でも、最近はけっこうテーマのデザインや鍵にひねりが効いたパズルが増えて来た感じで、作者との知恵比べもまた楽しからずや・・・。


窓からの眺めはこんな風景に・・・

次は新しい橋のクレーンの番・・・

夜、雨がべた雪に変わり、また雨に変わり・・・

タワークレーンの解体を高みの見物

2024年03月03日 | 日々の風の吹くまま
3月2日(土曜日)。🌧☁⛅。朝起きてみたらルーフデッキが真っ白。といってもせいぜい2センチで、すでに雨交じりになっていたので朝ご飯が終わる頃にはべちゃべちゃになって、ウォーキングに出る頃にはほとんど消滅。もっとも、束の間の冬はこれでおしまいというわけじゃなくて、月曜の朝まではこんな感じで行くらしいけど、夜の間は雪でも昼間は雨というのは悪くないかな。

きのうあれだけ盛大に転んで膝を打ち付けて擦りむいたのに、痛むことなく朝までぐっすり眠れたのは何より。擦り傷はひりひりしているし、膝を曲げて屈んだり椅子から立ち上がろうとすると痛いけど、まっすぐに伸ばしている限りは関節そのものは痛まないので、ウォーキングもいつものペースで問題なし。それにしても、ワタシってどうもウィルスや細菌感染の病気よりも転んで打撲傷というのが多いような気がするな。外では人やモノとぶつからないようにちゃんと避けて歩けているから注意散漫とは言えないと思うけど、歩くペースと関係があるのかな。それともコンクリート舗装のところでちょっとしたひび割れなんかに躓くことが多いから、もしかしたら視力と関係があるのかな。どうなんだろう。何にしても猛烈な打ち身と擦り傷以外にさしたる怪我をしないで済んでいるから我ながら感心。でも、年を取るにつれてどうなるかわからないから、足元に気を付けるに越したことはないよね。

まあ、おととい、きのうとてんやわんやだったから、今日は休養日。川べりに建設中の43階建てタワマンに取り付けてあった建設用のタワークレーンの撤去作業が進んでいて、見るたびに低くなっていくのがおもしろい。隣の53階建てのはほとんどが向かいのマンションの屋根の陰だったので、いつの間にかクレーンがなくなっていたけど、こっちは我が家から丸見え。おととい作業が始まってから積み上げたフレーム(マストと言うらしい)を1段ずつ外してはクレーンで降ろしているようで、今日の夕方には10階ぐらいまで下がっていた。








この2棟のタワマンは我が家のあるマンションを建てた開発業者のプロジェクトで、総数665戸に1600人くらいが住むことになるらしいけど、我が家から見ると53階建てと43階建ての並び方が去年できたタワマンに向かって向かいのマンションの屋根の傾斜に沿っているところがおもしろい。別に眺望に配慮したってわけじゃないだろうけど(見るべきものがないし)、市内最高のマンションにしては目障りな感じにならないのはいいな。まあ、高いところが好きなワタシでも、エレベーターの故障を考えたら30階以上には住みたくないけどね。でも、川沿いの遊歩道と鉄道線路の間に建てたから、頻繁に通る貨物列車の騒音に悩まされないのかな。こっちの鉄道は広軌なので貨車の図体もばかでかいからその分騒音もすごいし、夜中に汽笛を鳴らすしで、線路沿いのタワマンの住人はもう何年も文句を言っているんだけどな。それにしても、築10年のマンション23階3LDK(137平米)の我が家でさえ査定評価が1億円を超えている今どき、高層階は億ション満載だろうな。最上階のペントハウスだったらいったいどれぐらいするやら・・・。

派手に転んだけど骨折しなかった!

2024年03月03日 | 日々の風の吹くまま
3月1日(金曜日)。🌧☁🌧⛅☁🌧。いよいよ弥生3月。ライオンのごとくには来なかったけど、落ち着きのない天気だな。山並みはかなり下の方まで白くなっているから、夜来の雨が雪になってどんと降ったみたい。週末にはまたぞろ冷え込んで、月曜日にかけて雪が降るような予報・・・。

きのうはとんだ波乱の1日で、2人ともお疲れさま。まあ、4年に一度のうるう日の災難だから、次の2028年までは忘れちゃっていいんじゃないかな。のんびり起きて、のんびり朝ご飯を食べて、ウォーキング。きのうの朝にちょっと減っていた体重が、きのうランチを食べなかったおかげでまたちょっと減量。でも、まだ理想体重の範囲内だし、BMIも21台だからいいか。ワタシはストレスが溜まると体重が増える傾向があるんだけど、減ったということはストレスが取れたということになるのかな。それなら上々というところ。

風があって寒そうなのでTシャツを1枚重ねてウォーキング。モールの中は暖房が効いているので、ぐるぐる4周するうちに汗が出て来る。、ずっと故障中だった正面の下りエスカレーターはやっと部品が届いたようで、一番上の穴の上に組んだやぐらの滑車からチェーンが上下。それくらい深刻な故障だったんだな。機嫌よく歩いて、中央の下りエスカレーターで1階に降りて正面から外の広場に出たら、雨。さっとフードを被ってカレシと手をつないで交差点に向かっていたら、いきなり前のめりになって、姿勢を立て直す暇もなく勢いよくどってぇん。周りの人たちが「大丈夫?」と駆け寄って来て、カレシに手を貸して立たせてくれたけど、関節炎で痛んでいた右手の指の関節が擦り剝けて、膝はひりひり。かっこわるぅ~。被害のほどは、右手の擦り傷と両ひざのお皿の下の大きな擦り傷と右のお皿の打撲傷。膝を曲げると両方ともちょっと痛いけど、歩くのは支障がないから「大事に至らず」というところで、年のわりには骨が丈夫なんだろうな。


グロテスク・・・

雨が止みそうにないので、午後2時半を過ぎたところできのう行けなかった買い物。ポイントが貯まり過ぎたのでトイレットペーパーとキッチンペーパーなどに換えることにして、どっちも嵩張るので運び役が必要。カレシにレッスンが終わってたらスーパーに迎えに来てねと言い置きして小雨の中。買い物を終えて入口が見えるところで待っていたらカレシが来て、トイレットペーパーを抱えて膨らんだトロリーを引っ張り、ワタシは袋に入れたキッチンペーパーを持ってまた雨の中。ロビーに入ったら荷物を全部エレベーターに乗せてカレシに部屋まで運んでもらって、ワタシはUターンして道路を突っ切ってヴィクターのお肉屋さんへ。いつものように4日分くらいの肉を買って帰って来たら、カレシが(収納場所がわかる範囲で)買い物の整理をしていてくれたのでびっくり。落ち着いたらもうマティニの時間で、外ではなぜか急に青空が・・・。





うるう日は予期しない波乱万丈の1日

2024年03月02日 | 日々の風の吹くまま
2月29日(木曜日)。☁⛅☁。今日はうるう日。今年は1年が1日長いんだよね。と言うことは、今年は誕生日が来て76歳になるのが1日遅れるってことで、つまり、1日だけ余分に75歳(の若さ)でいられるってことかな。まあ、4年に1度だけ、ほぉ~んのちょっぴり寿命が延びると考えたら悪くはないね。

そう考えたらうるう日は運のいい日に見えるけど、今日はほんとにしっちゃかめっちゃかな1日だった。カレシが泌尿器系の問題が解消しないからシャサヴァン先生に専門医に紹介してもらうと、朝一番にクリニックに電話したのが事の始まり。すぐに11時40分に予約が取れたので、ウォーキングをして来てから、車で10分のサッパートン地区へ。いつもの駐車場で1時間分払って2丁先のクリニックへ。予約より5分ほど早く着いたけど、先生の手が空いていたようですぐに診察室へ。待合室で携帯を見ていたら、出て来たカレシが「救急センターに行って専門医を紹介してもらいなさいって」。ええ?すぐに行く?「朝でも夜でもいつでもと言うし、すぐそこだからこれから行く」。

と言うことで、何か変だなあとは思ったけどシャサヴァン先生はいわば「新米」の家庭医だからまだ専門医との連携が確立していないのかなと思い直して、フレーザー保健局管内最大のロイヤルコロンビアン病院の救急センターへ。カレシの心筋梗塞で来たのが最初でこれで6回目かな。トリアージの受付窓口に並んで、保険カードを見せて事情を説明して名前と生年月日とID番号を印刷したバンドを手首に巻いてもらって第1関門を通過。どのぐらい待たされるかわからないから、ワタシは時間を見計らって駐車場に行って3時間半分の料金支払い。待って、待って、やっと名前を呼ばれてトリアージの窓口2番を指定されて、そこで血圧と血中飽和酸素を測定してカルテを作って、「ゾーン2」(優先度「下」)の外で待って、待って、呼ばれたカレシが中に入って、ワタシは外で待機。玄関のそばなので寒いったらない。身体の芯まで冷えて来たところでカレシが出て来て「帰るぞ」。何でも後から入って来た人たちが先に診察室に入るのを見て冗談にもほどがあるということになったらしい。ところがクリニックに寄って事情を説明したら、「専門医の予約はリクエストしてありますよ」。はあ?どうやら救急センター云々は症状がひどい時にということだったようで、コミュニケーションの行き違いらしい。予約が取れたら電話するということで、帰途に就いたのが3時半。救急センターでの4時間は全くの時間のむだだったわけ。

ワタシのワークショップが6時からなので、晩ご飯のしたくをしながら大急ぎでディスカッションする脚本を印刷して、大急ぎで食べて、ばたばたとしたく。ところが、ラップトップはなぜかツールバーが消えていて、PCでやってみたらZoomのリンクをクリックしてもつながらない。リンクを送り直してもらって、やってみたら今度はは入れたけどマイクがダメ。それではとラップトップに戻って再起動したら、延々と「再起動中」になって、オフにしてもオンにしたらそのまま「再起動中」。焦りに焦っていたら、カレシが「オレのラップトップでセットしてやるからリンクをメールしてくれ」。と言うことで、カレシのデスクに座ってやっとのことでワークショップに加われたけど、途中でヘッドフォンの電池が切れてカレシにSOSを出したりして、ほんとにストレスフルな1日。(ラップトップはカレシが手当てをしてくれて、「マイクロソフトが何かやったみたいだよ」。はあ?)あぁ~あ、くたびれたぁ・・・。