リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

今日だけはみんなアイリッシュになってスロンチャ

2024年03月18日 | 日々の風の吹くまま
3月17日(日曜日)。☀。高校時代の漢文の教科書に「春眠不覚暁」で始まる詩があったけど、まさに春眠。急に春たけなわのような陽気になったら、まあ何とも眠くて、2人とも8時半くらいまでぐっすり。それでも午後になると眠くなって来たりするから、2人ともあっちでごろり、こっちでころりと昼寝。ほんとに春の陽気のせいなのか、年のせいなのか、そのあたりはあやふやだけど、とにかくよく眠れているのはいい事だと思う。きのうの最高気温は公称19度で、奥の郊外の方では23度を超えたところもあるそうな。それ、もろに初夏の気温・・・。

今日はセント・パトリックス・デイ(パトリックの愛称を使ってセントパットとかセントパディの日とも言う)。元々はカトリック教国のアイルランドの守護聖人を記念する日なんだけど、今は世界中で1日だけアイリッシュになって浮かれる春の祭のようになっている。たぶんジャガイモ飢饉でアイルランド人がどっと北米にやって来たのがそもそもの始まりだろうと思う。エメラルドの島アイルランドに因んでこの日のカラーは「緑色」。いたるところにアイルランドの国花シャムロック(クローバー)が飾られるし、パレードがあればコスチュームも緑色で、この日にはつきもののビールまで明るい緑色に染めて「スロンチャ」。極め付きはアメリカのシカゴ市内を流れるシカゴ川が見事な緑色に染まること。昔シカゴの配管工が水漏れを調べるために使っていた染料で作業服が緑色に染まるのを見て、配管工組合が聖パトリックの日にその染料でシカゴ川を染めることを思いついたんだそうで、今年は69年目。大勢の見物人が川岸の遊歩道を埋める中で、18キロ強の食品グレードの植物性染料が川を明るい緑色に変える。(「Chicago river dyeing」で画像をググると山ほど出て来る。)

掃除の日なので、まずその前にエアプランツのオードリーちゃんのお風呂。大きめのボウルいっぱいに張った水に逆さまに浸けるんだけど、どこかで雨水が一番いいと書いてあったのを思い出して、ルーフデッキのプランタ―のトレイに溜まっている水を小さな瓶ですくって、汚れていないことを確認してからお風呂の水に追加。園芸記事に書いてある間隔で霧を吹きかけたり水に浸したりしているとすぐに葉っぱが丸まって来るので、オフィスが乾燥し過ぎているからだと判断して、今はほぼ毎朝のように霧を吹いて、お風呂は日曜日ごとに約4時間というペース。よく見たら中心の辺りに出ていた新しい葉がどうやら育って来ているらしい。うん、うちのオードリーちゃんはハッピーらしいね。牛の脛の「ポット」を気に入ってくれたのかな。ダスターで埃を払って歩いていると、あら、ちょっとおもしろい雲が2つ。へえ、マザーネイチャーも春の陽気で遊び心が出たってところか。




ルーフデッキの桜はたくさん芽が出ているもので、今年はいくつくらい花が咲くのかと気になっていたら、あは、見つけたっ。濃いピンク色のつぼみが4個。去年は当時留守番をしていたシーラが13個も咲いたと言っていたけど、目を皿のようにして他の「芽」をチェックしたけど、ほとんどが葉が開き始めているように見えるから、花は今のところ4個だけ。もしかしたら、もしかしたらと奇跡に望みをかけてみるけど、4個でも花が咲いてくれれば御の字。カレシが大きい鉢に植え直してくれたら、来年の春はもっと花が咲くかな。盛大に擦りむいたワタシの膝も右はでこぼこでカチカチのかさぶたになったし、左もやっと絆創膏が取れて完治にあと一歩。何といっても道産子は(アイリッシュも)タフなの、花でも人間でも・・・。



徒然なるまま季節外れの陽だまりで・・・

2024年03月18日 | 日々の風の吹くまま
3月16日(土曜日)。☀。いい天気だなあ。きのうはそれほど暑いとは感じなかったけど、最高気温は公式発表では15度。何だか初夏の気候みたい。まあ、来週の半ば頃には平年並みに戻るらしいけど、春休みの初日としては申し分ないかも。

きのうはシェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』に出て来るIdes of March(アイズ・オブ・マーチ;3月15日)だった。預言者が「Beware of Ides of March」(3月15日に気を付けなされ)と警告したのに、シーザーは「バカこけ」とばかりに奥さんが止めるのも振り切って出かけて行って、あえなく暗殺されてしまった。紀元前44年の話。それ以来「Ides of March」は厄日みたいになっていて、今でも冗談めかして忠告するときに日にちに関係なく「Beware of Ides of March」と言うわけ。俺様気取りもほどほどにしなさいってことだな。

けさは早朝6時に911(日本の110番と119番に相当)に不具合が発生したそうで、緊急の場合は諦めて電話を切らずに待つように、緊急でない場合はその専用番号にかけるかオンラインでメッセージを送るようにとの広報が出ていた。原因はサーバーが1台故障したためで、数時間後には完全に復旧したそうだけど、BC州の911は広域の警察、消防、救急をカバーしているからヒヤヒヤどころじゃなかっただろうな。ワタシも2回ほどカレシの具合が悪かったときに911にかけて救急車を呼んだからわかるんだけど、向こうで電話が鳴っているのに誰も出ないと、それがたとえ1分でもとてつもなく長い。火事が燃え盛っていたり、けが人や急病人が目の前にいたり、犯罪現場を目撃して気が動転しているときに慌てないで、落ち着いてと言われても無理、無理。そんな人を相手に冷静に情報を聞き出して状況を判断しなければならないオペレーターにはほんとに頭が下がる思い。いつもごくろうさまです。

今日は(義)妹のマリルーの誕生日。ひとつ違いだから75歳。何年か前には心筋梗塞を起こして郊外のメープルリッジの病院からニューウェストミンスターのロイヤルコロンビアン病院に救急車で搬送され、緊急でステントを挿入してまた救急車でメープルリッジの病院に搬送されて入院し、去年は膝に人工関節を入れる手術と、不調が続いたけど、今はすっかり元気回復して、もう今から去年はできなかった庭仕事のプランを練っているそうな。ハッピーバースデイのメッセージと一緒にバイオニックの膝はどう?とメールしたら、「セーラとロブ(娘夫婦)と一緒に森林公園を7キロ歩いて来てとっても気持が良かったわ」という返事が来た。春たけなわになったらみんなでランチでもしたいね。と、しばし窓際の椅子で思いを馳せていたけど、う~ん、ちょっとばかり暑い・・・。