リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

また事実上のロックダウンか

2020年11月20日 | 日々の風の吹くまま
11月19日(木曜日)。☁☀☁☂☁。ああ、もう木曜日。何が変わっているわけでもないのに、時間ばっかりどんどん流れているような感じで、ほんとに嫌になっちゃうなあ。でも、日が差して来たら、このチャンスを逃すまじとウォーキング。久しぶりに6番ストリートの坂を下りて行って、7番ストリートの坂を上って来るルート。何となく運動不足のような感じがしていたけど、2人ともおしゃべりしながら息切れせずに歩けて、ひと安心。

ニュースサイトを巡回していたら、カナダでは、コロナのパンデミックで景気後退の状態にあるにもかかわらず、貯蓄率が急上昇し、世帯収入も増えたというニュース。どうやら政府がロックダウンや休業命令で失業したり、収入が途絶えた人たち向けに緊急支援として4週間ごとに支給していた20万円の給付金の総額が労働市場で失われた賃金の総額をはるかに超えてしまったことと関係があるという話。超特急で立ち上げた施策だから、申請して数日で支給できるように、審査はあって無きが如しで、余裕のある高収入世帯にも支給されて、それがレジャーや外食で消費できなくなった分貯蓄に回ったらしい。さらには在宅勤務になった人たちは通勤関連の出費も減って、要するにお金が出て行かなくなったということなんだろうな。我が家なんか、予定していた3つのクルーズが全部キャンセルになって、払い込んだお金が全部戻って来て、そのお金を振り向けるところがないもんだから、数字だけを見たらまさに「所得倍増」だもの。

別の記事によると、受給資格がなかったり、前年度の確定申告をしていなかったのに給付金を受け取った人たちが80万人もいたそうで、支援策の監査を要求する声が出ているとか。まあ、経済や労働市場の急激な悪化で、政府は給付金の支給を急いだし、勘違いで申請して受け取った人たちも多かったそうだから、驚くことはないか。(すでに20万人以上が自主的に給付金を返還したそう。)実際には給付金に助けられた人たちの方が多いだろうから、政府を批判する必要もないかな。緊急の給付金は課税対象で、来年の確定申告で精算するということなんだけど、問題になっているのは受給条件を満たしていないのに申請して受給した人たち。その中にはワーキングホリデイで滞在中の日本人もけっこういるようで、所得税の申告をせずに帰国して、もらい逃げしたぁとウハウハしている手合いもいるらしい。

日本では第3波が押し寄せているらしいけど、カナダは第2波の大波を被って感染者がうなぎ上り。ここBC州でも1日の新規感染者数が500人を超え、600人を超え、きのうとおとといは700人を超えて、7日からメトロバンクーバーで同居人以外との対面交流を禁止していたのを、今日から州全体に拡大して12月7日まで延長し、居住地域外への行楽目的の旅行は自粛。さらに屋内の店舗や公共施設ではマスク着用を義務付けしたので、マンションの管理会社からもさっそく「共有部分ではマスクを着用すること」というお達しメールが来た。これまでマスクの義務化を拒否し続けて来たボニー先生も「やむを得ない」と判断したってことだから、それほど事態は深刻で、ここが正念場なんだよね。