リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

おうちパーティはたとえ2人だけでもダメ!

2020年11月08日 | 日々の風の吹くまま
11月7日(土曜日)。☁☀☀。7時起床。9時に歯医者の予約があったカレシが、朝ご飯の後でささっと自分の担当のバスルームの掃除を済ませて出かけて行ったからびっくり。おかげでワタシは寝室は久しぶりにルンバ君にお任せして、後はいつもの手順で掃除。掃除機をかけ終わった頃にカレシが帰って来て、「いい先生だ。気に入ったから、これからは歯の掃除もやってもらう」と第一声。おお、良かったじゃないの。

早起きしたせいで掃除も早々と終わってしまったので、ランチの時間までミニチュア工房でフレーム作り。作業台の隅においてあるラジオから、今日午後2時にボニー先生から重大な発表があるというニュース。週末は毎日午後3時の定例記者会見がないので、まさか直ちにロックダウンするって話じゃないだろうな。感染経路の大半が結婚式や葬儀といった個人の家でのプライベートな集まりだそうだし、常日頃他でやっていたような厳しいロックダウンは最後の最後の手段だと言っているから、いきなりそういう命令が出るとは思えないけど、いずれにしても感染者が倍々ゲームで増えているのは事実で、その7割はニューウェストを含むフレーザー公衆衛生局の管轄区域で、さらにその7割がフレーザー川の南側(というと、メディアが特定しなくても誰にもインド系人口が集中しているサレー市だとわかる)。

一部地域の一部住民が自分たちが持ち込んだ文化習慣を固守しようとするせいで、メトロバンクーバー地方行政区(MVRD)に住む250万人がコロナ感染のリスクに晒され、さらにまた不自由な生活を強いられるのは納得が行かないという人たちが多いだろうな。平穏なご時世なら問題はなくても、命と健康に関わる深刻な事態を無視して、民族独自の文化習慣を守る(実践する)権利を主張すれば、そして結果として感染者や死者が増えれば、多様性を重んじる社会に寛容な人たちの間にも、その特定の民族に対する反感が生まれて来るんじゃないかという気がする。アメリカ大統領選挙でも(ワタシには)そう見えたように、今どきは「大嫌いなものはとにかく大嫌い」で、自分が大嫌いなものは不快だから排除すべき(たとえばdefriend(友だち削除)するとか)という心情が支配するご時世だから、何か危なっかしい感じ。

その重大発表というのは、州内5つの地方公衆衛生局の管轄区のうち2つの区域(つまりメトロバンクーバー)を対象に、「個人の家での社交的集まりを客の人数に関わらず、今夜午後10時から向こう2週間(11月23日の夜中まで)禁止する」という命令で、結婚式も同居家族以外は出席不可(つまり披露宴は禁止)。他にも閉鎖命令や自粛要請があるけど、目玉はこれから2週間はたとえ2人だけでも「おうちパーティ」をやったらダメってことで、はて、次の週末はヒンズー教/シーク教で一番重要な新年の祭り「ディワリ」だから、インド系コミュニティはどう出るのかな。

サレー市セントラル地区の夕暮れ