7月20日(月曜日)。☀☀☀。あっつぅ~いっ。きのうごみを捨てに行くのを忘れていて、慌ててバルコニーに置きっぱなしだったごみ袋と有機ごみを、途中でエレベーターに誰も乗って来ないように祈りつつ地上階の有料駐車場の一角にあるマンション住人専用のごみルームへ。コロナ対策で管理会社がエレベーター内では両側に離れて立つようにとの標識をでんと貼り出したけど、ごみの臭いはそんなの知ったこっちゃないもんね。
やっぱりそうなるだろうとは思っていたけど、三密規制の緩和前には10人ちょっとに抑えられていた新規の感染者数が、規制緩和と同時に夏らしい陽気になったもので、先週から20人を超えるようになっていて、この週末は金曜日正午から土曜日正午までの1日では何と51人。その翌日も19人、日曜日正午から今日正午までは32人という気になる数字で、ボニー先生も「状況は悪化している」。最悪なのは1日のカナダデイから週末にかけて内陸の行楽地ケロウナでのどんちゃかパーティに集まったという若い6人組で、帰った先でウィルスを撒き散らして、最初に感染がわかってから1週間ちょっとの間に当人たちを含めて60人が陽性。まさにコロナバカの典型で、こういうのは国境や人種の壁というものがないらしい。
コロナバカのもうひとつがマスク大反対の「アンチマスカー」の抗議デモ。ガンの原因になるとか、ビルゲイツの陰謀だとか、何だかんだと理由をつけてワクチン接種に反対する「アンチヴァクサー」(日本語風に言うなら「アンチワクチャー」かな)と同じことを主張しているから笑える。BC州ではまだ(「強く要請」みたいなレベルで)法律でマスク着用を義務付けてはいないのに、アメリカの猿まねなんかすんなよと言ってやりたいな。公共交通機関でマスクを義務化したオンタリオ州では、医学上の理由でマスクを着けられない人たちのために「マスク免除カード」を発行しているそうだけど、偽物のカードがオンラインで売られているというから、人間の性ってのはしょうもない。あのさ、大勢の集まるところでみんながマスクをすればそれだけ感染の拡大を抑えられるってことで、いうなれば「マスクは世のため人のため」なんで、したくなかったら不特定多数の人がいるところには行かないという選択肢があるんだけど、どうなのよ。
コロナパンデミックは人間性や人間関係にいろんな副作用をもたらしたけど、離婚もそのひとつだそうで、離婚弁護士はうなぎ登りの離婚相談にてんてこまいと言う話。すでにギクシャクし始めていた夫婦がロックダウンで在宅勤務になったりレイオフされたりして家に閉じ込められた結果、亀裂が深まって一気に破局というケースが多いらしい。ところがロックダウンで別居したくても新居探しがままならず、裁判所もオンラインで細々と裁判をやっている状態で離婚訴訟は(不要じゃないけど)不急の案件だからと先に進めずで、八方塞になっているのは特に夫婦歴10年以上のカップルが多いらしい。日本でもコロナ離婚の相談が増えているそうだけど、うまく行っている夫婦はどこでもパンデミックで絆が強まったと言っているそうだから、コロナ離婚はふだんから夫婦と言う「2人で生きる人生」を磨いて来なかったツケが回って来たということなのかも。