リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

じじとばばの穏やかな日

2020年07月23日 | 日々の風の吹くまま
7月22日(水曜日)。☁☁☀。夏、ちょっとひと休み。日本は4連休に入って、どうなんだろう。メディアのどこを見ても梅雨明けに関する記事がなかったけど、もうとっくに全国で明けているはずだなあ。日本時間では、今日は東京に住む妹の誕生日で、あしたは元同業で埼玉に住む親友の誕生日。どっちも祝日なんていいなあと思うけど、もしかしたら「めでたさも中くらいなり」なのかな。元気で次の1年を過ごしてね。

銀行のサイトをチェックしたら、おお、来ているっ。キャンセルになった10月のクルーズの払戻し。ニューヨークからニューイングランドの沿岸沿いに北上して、プリンスエドワード島のシャーロットタウンに寄港して、ケベックシティでは2日停泊して、最後は10月27日にモントリオール入港という日程だったけど、カナダ政府が10月31日までカナダ領海へのクルーズ船の入域を禁止したもので、Silverseaが即キャンセルして、全額払戻しか125%のクレジットのどっちかを選べ。どっちみちパンデミックが収まったら即クルーズ三昧というつもりだったのでクレジットでも良かったんだけど、エージェントのジェフがクルーズ業界の先行きが不安だからクレジットは危ないとアドバイスしてくれたので、じゃあ払戻しということで220万円。ニューヨークで船に乗る前に芝居のひとつも見たかった。プリンスエドワード島で「赤毛のアン」の家を見に行きたかった。ケベックシティでトロントの弟夫婦と落ち合って観光してモントリオールで私たちには甥孫にあたるエヴァンに会いたかった。どれもすごく楽しみにしていたから、お金が全部戻って来たってぜんぜんうれしくなぁ~いっ。

ま、戻って来た分の一部はArts Clubに寄付することにして、今日はそのArts ClubのLegacy Circleのニュースレターに載せるワタシのプロフィールの原稿書き。Legacy Circleは遺言書にArts Clubへの遺贈を入れている後援者のグループで、芸術監督サークルからさらにもうちょっと内輪のサークル。一定の金額を遺す人がほとんどだけど、子供のいない私たちはどっちが後に逝っても残った財産はそっくりArts Clubに丸投げ。2人がどれだけ長生きして、後にどれだけの財産が残るかなんて神のみぞ知るだけど、冗談半分に相続したら一番先に廃品回収業者を呼んでね。自分の子供がいないから若い演劇人が子供みたいなものだし、もしも(もしも、もしも)永遠なる劇作家志望の極楽とんぼが上演に値する脚本をどこかにしまい込んだままこの世を去ったとしたら、そのときに舞台演劇が存続していなければ「遺作」を上演してもらえないしね。

今日はカレシが「奥さんスパ」にヘアカットとペディキュアの「予約」を入れていて、まずはバスルームにスツールを持ち込んで、伸び過ぎたという(あんまりない)髪を電気バリカンでじゃじゃじゃっ。シャワーを浴びてさっぱりしたら、リビングのソファでワタシの膝に足を乗せてペディキュア。元々体が固いもので、前に屈んで足の爪を切るのは大の苦手で、放っておくとぎざぎざに切ってソックスに穴を開けてしまう。世間的には手のかかる亭主と言うことになるんだろうけど、45年も一緒だとじじとばばのゆったり穏やかなひとときという感じで悪くないね。