リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

コロナと洪水と

2020年07月04日 | 日々の風の吹くまま
7月3日(金曜日)。☂☂☁。久しぶりになぜか2人そろって起き抜け一番に、ああ、よく眠ったぁ。カレシは何かすごく疲れていたそうだし、ワタシはミニチュア第11作が完成して気が抜けたせいもあるし、何にしてもぐっすり眠れるのはいいこと。でも、ワタシは何だか知らないけど支離滅裂な夢を見ていたけどね。カレシがオフィスのデスクを別の部屋に移すと言って、なぜか二階から一階に移動したようで、見たらワタシのデスクのひとつも混じっていたので、ああだこうだ文句を言っているうちに目が覚めたんだけど、何となくミニチュアのキットの部屋の中を見ているような感じだったからおもしろい。

ミニチュア工房の7月のプロジェクトは、トロントの(義)妹ジュディの誕生日プレゼントに約束した「森の隠れ家」で、去年遊びに来ていたときに「これがいい」と選んで行ったもの。Robotime製ではないので、全体としていかにも女の子の夢の家ような雰囲気なんだけど、ちょっと子供っぽ過ぎる小物は色を変えたり、別のものに代えたりして大人っぽくアップグレード。壁に飾るつまんない絵は家族写真に代えて、ジュディとデイヴィッド、長女スーザン、次女ローラ、スーザンの息子エヴァン、ローラの息子ローガンの5枚。作り慣れて来ると、あれこれストーリーを想像しながら自分流の「場面」に作り変えるのが何とも楽しい。それが趣味ってものなんだろうな。

カナダとアメリカの国境は物資の輸送や必要不可欠の目的以外は閉鎖されたままなんだけど、アラスカに行くという口実でBC州に入って来て観光しているアメリカナンバーの車があちこちで目撃されているらしい。アラスカに行くにはBC州を通らないとならないので、アラスカ州に「帰る」アメリカ人は特別に国境を越えることが認められているんだけど、それを悪用するアメリカ人がけっこういるわけで、ホーガン州首相は「アラスカに帰るならまっすぐ帰れ」とおかんむり。そりゃそうだよね。アメリカ人気質には呆れるしかないけど、すぐ南のワシントン州だけじゃなくてカリフォルニア、テキサスやアリゾナでも感染がまたすごい勢いで広がっているから、せっかくうまく抑え込んだBC州に来てウィルスを撒き散らされたらたまったもんじゃない。国境閉鎖は今月21日まで延長になったけど、ホーガン首相は「アメリカがコロナを抑え込むまでは国境を開くな」と言い、BC州民も90%近くが諸手を挙げて国境閉鎖の継続に大賛成。

内陸のフレーザー川の上流地域で雪解けが遅れた上に大雨が続いて、洪水警報や避難勧告が出ているけど、下流のメトロバンクーバーでも警戒態勢に入って、ニューウェストミンスター市は今日から河畔のプロムナードを閉鎖。ロッキー山脈から流れ出たフレーザー川は、全長1375キロのカナダで11番目に長い川で、1948年に郊外の農業地帯で歴史的な大洪水で200平方キロが冠水して莫大な被害が出た記録がある。当時5歳になる前だったカレシはチリワックの丘の中腹にあった祖父母の農場に泊まりがけで遊びに行っていて、何日も帰れなかったそうな。増水がピークになるのは月曜日らしいけど、川向こうにある貨物埠頭を双眼鏡で観察したら、ほんと、いつもよりかなり水位が上がっている。コロナと洪水の挟み撃ちなんていやだよ、もう。