5月10日(日曜日)。☀☀☀。あっつぅ~。夏はまだちょっと早いんだけどなあ。こんなんだと、ロックダウンを緩めたとたんにコロナバカがビーチや公園に殺到して混雑しちゃいそうで、いいのかなあ。でも、規制解除の最初の週末になるビクトリアデイの三連休は雨という予報だから、土砂降りになってコロナバカの頭に水をぶっかけてくれないかな。イギリスのジョンソン首相は世界のキーワードになった「ステイホーム」をロックダウンの解除を始めるに当たって「Stay Alert」に変えたそうだけど、これ、「油断大敵」とでもした方がいいかも。ウィルスはまだそこら中にいるんだから、外に出ても各人みんなが責任を持って「警戒おさおさ怠らず」で感染拡大の再燃を防ごうという呼びかけに聞こえるところがいいね。
パンデミックで世界の経済がめちゃくちゃになって、欧米各国はもうこれ以上ロックダウンを続けて経済活動を停滞させるわけには行かないというころまで来ていると思う。WHOのコロナバカ(テドロス)は「今緩めたらタイヘンなことになる」と必死で止めようとしているみたいだけど、(パトロンである)中国の習近平が全人代でどや顔で「勝利宣言」をするまでは動くなってことかと勘ぐりたくなる。事故であれ何であれCOVID-19ウィルスの発生源が中国なのは事実なんだし、それを習近平が大見得を切る見せ場である全人代を目前にしてひた隠しにしたから世界中に広まって、死ななくてもいい約28万人もの命が奪われ、平穏に生活していた何億人もの人たちの人生を狂わせたのに、どの面下げて勝利宣言するつもりなんだろうな。近代稀に見る大野心家の習近平のことだから、カエルの面かな。
でも、最近はあちこちで「中国との関係を見直すべき」というような論旨の記事を見かけるようになって、各国の中国を見る目が変わりつつあるという印象だな。市井ではレイシストの烙印を押されるから口に出さないだけですでに嫌中感情が燻り始めているし、ちょっと前にはカナダの大手メディアのデジタル版が「中国政府がウィルス情報を隠したままで世界各地の在外中国人コミュニティに働きかけてマスクを買占めていた」ことを通関書類や貨物運送状を根拠に報道して注目記事のトップになっていた。(そうやって買い占めた何億枚ものマスクを習近平が各国に「寄付」したり高値で売りつけているそうだから呆れる。)政府レベルでも欧米各地で中国に賠償を求めるとか、国家や国民の安全保障に関わる物資の製造拠点を中国から自国に取り戻そうという動きがあって、ある意味でグローバル化自体の潮目が変わって来たような雰囲気すらある。
まあ、ワタシは政界とも学界とも活動家階級とも無関係のただの年寄り(しかも女)なので、ワタシの言うことに耳を傾ける奇特な御仁などいないと思っているから、ここで言っちゃうけど、習近平の「一帯一路」構想なんてのはどう見たって世界征服を目論む帝国主義以外の何でもない。でも、元々西洋には「神秘なるオリエント」に憧れを抱いているところがあって、アジア文化やアジア人像を利己的に甘っちょろいフィルターを通して見る傾向がある。利己的だから相手を組し易しと思い込みがちで、そうやって中国に擦り寄っているうちに、気がついたら自国の製造業とその職場を中国に「輸出」して、国民の生活に欠かせない物資の生産と供給を中国に「おまかせ」してしまっていたという顛末が21世紀のグローバル化。もしかしたらCOVID-19ウィルスは知識産業だのサービス経済だのと浮かれて自分の手でモノを作らなくなった国がどうなるかというグローバル化の弊害を明るみに出して、習近平の野望に警鐘を鳴らす使者だったのかもしれないな。パンデミックが収束したら脱中国依存の潮流が生まれるのか。それはわからないけど、少なくとも何かが変わることは間違いないだろうな、うん。