映画「ハーメルン」は、2013年9月に公開された映画である。
主演は、西嶋秀俊、倍賞千恵子、坂本長利。
ロケ地は奥会津昭和村。
5年の歳月をかけて2013年に完成した。
撮影に使われた旧・喰丸小学校は、映画の撮影のために解体を延期した経緯がある。
取り壊される前に見ておきたくて、前年の2012年11月に昭和村を訪問した。
真っ赤に色づく秋の昭和村、この美しい景色が映像として残されるのだから、否が応でも、映画には期待がかかった。
それなのに、上映場所が少なく、上映期間も短かったために見過ごしてしまった。
長い間悔恨の情が抑えきれなかった映画「ハーメルン」が、ようやくDVDで発売されたのである。
視聴した感想は、昭和村の美しい景色以外は、見るべきところのない映画だった。
その景色の映像もやや物足りない。
「ニューシネマパラダイス」的なノスタルジックな映画のはずなのに、作り方がなんとも拙速だ。
説明不足と進行の悪さで、ストーリーがつかみづらく、退屈である。
感情移入できないまま、終わってしまった。
正直、この映画に5年もかかった理由がまったく分からなかった。
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