日本はアルゼンチンと対戦し、27対39で敗れて1次リーグでの敗退が決定、2大会連続の決勝トーナメント進出はならなかった。アルゼンチンは日本より格上の世界9位。点差を見れば実力どおりのようだが、終盤まで僅差を争う展開で、日本にも勝機があった。
開始早々の2分、アルゼンチンにトライを決められ7点を先制されたが、16分にファカタヴァのトライと松田のキックで同点に追いついた。しかし20分過ぎ、ラブスカフニがイエローカードで一時退場となると、数的優位なアルゼンチンに攻め込まれ、7対15とリードされた。それでも前半終了間際、齋藤直人がトライを決めて14対15で前半を終えた。
後半は、アルゼンチンがいとも簡単に2トライを決め、日本を突き放した。自力の差が出てきたと半ば諦めかけたが、日本は松田のペナルティーゴールとレメキのドロップゴールで20対29まで差をつめ、後半25分に途中出場のナイカブラがトライを奪って、27対29と2点差まで詰め寄った。しかしその後は、アルゼンチンにこの試合5つ目のトライを奪われるなどして突き放され、27対39で敗れた。
アルゼンチンにいとも簡単にトライを決められる姿を見ると、まだまだ世界との差を感じざるを得ない。外国人選手に頼りすぎるのも問題だ。それは許されていることではあるが、日本人中心にチームを組めるようにならないと本当のナショナルチームとはいえない。
