アベノマスクが今頃届いた。布製のマスクが2枚梱包されている。ほとんど忘れていたし、期待してもいなかったものだから、無理に使うこともない。新型コロナ騒ぎの記念品として保管しておくことにした。
この騒ぎが起きた時、紙製のマスクが30枚ほどあった。使い捨てだが、使い捨てていてはすぐに底をつく。そこで、12時間使用したら捨てることにした。3月中旬以降は外出時間も限られていたから、この程度の在庫でも乗り切ることができた。
衛生用品の欠乏は、何でもかんでもコスト重視で、生産拠点を海外に移していたことが原因だ。中国政府がマスクの輸出を禁止したために、日本企業の現地法人が生産したマスクも日本に持ってこれなくなったのである。マスクだけではなく、防護服や医薬品も事情は同じらしい。
アベノマスクのような情けない事態にならないように、今回のことを教訓にして、衛生用品、医療用品の製造メーカーには、一定数の国産化を義務付けるべきだ。
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