今年のマスターズはタイガー・ウッズが優勝、14年ぶり5度目の大会制覇を果たした。
タイガーのメジャー制覇は、2008年の全米オープン以来で通算15勝目。歴代最多のニクラウスの18勝まであと3勝。ツアー通算は81勝目で、サム・スニードの最多勝にあと1勝とした。すぐに塗り替えられる記録だったはずだが、故障やプライベートのトラブルで、第一線から遠ざかっていた。
もう終わったと思っていたが、18年1月から本格復帰し、優勝争いにもたびたび顔を出すようになっていた。
正直、43才のタイガーが勝てるとは思えなかった。
最終日、15番のバーディでトップに立ち、続く16番のバーディで2位に2打差をつけた。この時、初めて勝てるかもしれないと思った
1986年、46才のジャックニクラウスが最年長優勝を果たした。
YouTubeで、この時の様子を知ることができる。最終日、下位でスタートしたニクラウスは7アンダーの快進撃で首位に並んだ。「もしかして」という期待から、大騒ぎになった。
タイガーの優勝も同じような騒ぎになると予想していたが、意外に普通だった。ニクラウスの優勝は春の珍事だったが、タイガーは世界ランキング12位で、今回の優勝で6位に浮上した。勝ってもおかしくない位置にまで復活していたのである。
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