エレコムの小型ワイヤレスマウスである。
たまにしか使わなくなったWindows Vista搭載のノートPC用に購入した。
小型レシーバーをパソコンのUSBに差すだけですぐ使える。
価格はアマゾンで810円。
あまりの安さに疑念を感じたが、たまにしか使わないPC用だからこれで良しとした。
3年前にロジクールのワイヤレスマウス(M185RD)を購入した。
形も大きさも今回のマウスとほとんど同じだ。
3年前だし、ロジクールのマウスだから3000円くらいしたのではと思い、購入履歴を調べてみたら、924円だった。
マウスの商品価値はもはやこんなものらしい。
よくよく考えると、マウスを購入したのは924円のロジクールが最初である。
ノートPCにマウスは邪魔だし、タッチパッドで十分対応できていた。
スマホの機能が向上するとPCを持ち歩くこともなくなり、ノートなのにディスクトップPCと変わらなくなった。924円だけど、マウスを買ったのはiPhoneのせいかもしれない。
昔のボールマウスの頃は、使っているうちに中のローラーにゴミが付着し、ボールがスムーズに回らなくなった。
蓋をあけて、ローラーにこびりついた黒いゴミをシャープペンの先を使って剥がすのだが、この作業が嫌いじゃなかった。
動かなくなったものを再生するというのは楽しいものなのである。
何の苦労もないワイヤレスマウスはただ壊れるのを待つだけだし、壊れたら安物だからしょうがないと納得する。
安くなるのは結構だけど、なんだかつまらない時代になった。
お気に入り名盤! ハンク・モブレ:Hank Mobley Quintet