当初、家の解体工事と外溝工事は、工務店の請負範囲だと勘違いしていた。
工務店は単に業者の選定と見積り依頼を代行してくれただけだと知ったのは随分後になってからだ。家の引き渡しが完了したことで工務店は引き揚げてしまった。
残った外溝工事の進捗管理はすべて自分でやらなければならない。
妙に心細い。
家の改築で、なによりも心配だったのはご近所とのトラブルである。
境界線、騒音、日当たりなどのトラブルはよく聞く話だ。
義兄が家を改築した際には、隣家から、「騒音でノイローゼになった」、「アパートに避難するから費用を負担しろ」、「壁のひび割れはお宅の工事のせいだ、弁償しろ」などと、因縁をつけられた。こういう隣人とこの先も暮らしていくのだから、不運としかいいようがない。
幸い、当方の隣人は概ね常識的だった。
とはいえ、きちんと礼をつくしておくことにこしたことはないし、問題の芽は摘んでおく方が無難だ。
実は、駐車場の境界線がはっきりしなかった。
境界ブロックが隣家にまたがるように設置されていたのか、境界ブロックの置いてあった場所までが我が家の土地なのか、はっきりしなかったのである。
のちのちのトラブルを避けるため、境界ブロックは以前よりも内側に作ることにした。
多少狭くなるが、自分の敷地内であることは明確である。
外溝工事は2週間の予定だが、あくまで天候しだい。
今年の冬は例年になく寒いので雪が心配である。
コンクリートを流す段階まで進んでいるので、あと1週間ぐらいで完了できそうだ。
このまま無事に終わってほしい。
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