家の改築で、仮住まいに引っ越す時、古い暖房器具を廃棄した。
ひとつはコタツ、もうひとつは石油ファンヒーター。
いずれも日立の製品で、コタツは約20年、ファンヒーターは約15年も使用した必需品だった。
新居はオール・フローリングのオール電化にしたため、もう要らないと判断した。
しかし、季節が冬に近づき、肌寒くなってくると、無性にコタツが恋しくなる。
コタツなしでは生活できない昭和世代らしい。
結局、ニトリで再購入した。
石油ファンヒーターの暖かさも恋しいが、こちらは断念した。
重い灯油を買いに行く生活にまでは戻りたくなかったからだ。
代わりに購入したのが、カーボンヒーター。
部屋全体を暖めるものではないが、エアコンが効くまでのつなぎなら、これで十分である。
買った製品は、コロナのスリムカーボン(DH-C914-N)。
もう少しドッシリしたものだと思っていたが、実物はとても華奢だ。
軽くて、触っただけでグラグラする。
背が高いから、こういう構造にしないとすぐ転倒してしまうのかもしれない。
暖かさは申し分ない、とても快適だ。
暖房器具も中国製品が占有するようになった。
コタツはいいが、ヒーターは怖い。
安物の暖房器具のせいで、せっかくの新居が火事になってはシャレにならない。
コロナは新潟県燕市の中堅企業で、製品はすべて国内工場で作っている。
安心の暖かさである。
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