茅ヶ崎文化資料館の1階展示室で、昨年の12月22日(土)から3月17日(日)まで開催されていた特別展である。
1923(大正12)年9月1日午前11時58分、相模湾を震源とする大地震が発生した。マグネチュード7以上の地震が5分間で4回も起き、関東各地に甚大な被害を及ぼした。茅ヶ崎も例外ではなく、多くの建物や構造物が全半壊の被害を受けたと伝えられている。
関東大震災発生から90年の節目を機に、当時の被害の大きさを伝える写真や資料の展示会である。
茅ヶ崎文化資料館は、茅ヶ崎公園の裏の住宅街の中にあり、分かりにくい。また、1階展示室はとても小さく、展示物も少なくて、少々ガッカリした。それでも、あの時、茅ヶ崎で起こったことは十分確認できた。
印象的だったのは、東日本大震災では地盤が沈下したが、関東大震災では地盤が隆起したことだ。畑の下から旧相模川橋脚が突然現れたのは知っていたが、烏帽子岩の景観が前後で変わってしまったのには驚いた。また、建造物の崩壊では、馬入川鉄橋の崩壊写真が鮮明である。
相模リバーサイドマリーナ近く、東海道線の上下線の間に、昔の橋脚あとが残っているというので、観に行ってみた。
バカな若者がこんなところにも落書きをしていた。困ったものだ。
お気に入り名盤! マイルス・デイヴィス:Four & More