徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

熱海散策 福島屋旅館

2013年03月05日 | 旅行記

3/27(水)から、CSの旅チャンネルで「町田忍の昭和レトロ紀行」が再放送される。
何度も再放送されていて、最初の放映が何時なのかよく分からないが、サブタイトルリストは以下のようになっている。大震災の後の再放送では、#9は除外されていたが、今回は放送されるみたいだ。

#1  「昭和復活」の町 豊後高田市(大分県)
#2  「芝居小屋」が昭和を語る町 飯塚市(福岡県)
#3  フェリーがつなぐ「海峡の町」 下関市(山口県)
#4  「猫と坂道」の歴史道 尾道市(広島県)
#5  「夕焼け小焼け」のアーケード たつの市(兵庫県)
#6  「庶民が守る」昭和の町 大阪市平野区(大阪府)
#7  山奥に佇む「レトロ旅館」 高山市(岐阜県)
#8  「富士山を愛する」みんなの町 富士吉田市(山梨県)
#9  炭鉱の昭和を語る「フラガール」の町 いわき市湯本(福島県)
#10  「温泉街」に咲いたノスタルジー 熱海市(静岡県)
#11  「レンガと運河とガス燈」の街 小樽市(北海道)
#12  懐かしき「いにしえの王国」 沖縄市(沖縄県)
#13  大都会を彩る昭和史「銀ブラ」 中央区(東京都)

最も印象的だったのは、昭和30年代に栄華を誇った熱海の昭和遺産である。
熱海駅前の足湯(家康の湯)から始まり、大型ホテルの廃墟址、熱海サンビーチの貫一・お宮の像、熱海芸妓見番、中央町の旧歓楽街、熱海商工会議所、老舗旅館の福島屋とジャズ喫茶ゆしま、宝亭の名物カツカレーや三木製菓の猫の舌、熱海城の秘宝館など昭和を感じるレトロな建物や文化が紹介された。

熱海梅園梅まつりの帰りに、熱海の昭和遺産を少し見てみようと思った。
熱海駅から平和通りを抜けて、急な坂道を下り、熱海銀座通りにさしかかる手前に、福島屋旅館があった。
Img_2160_r
創業は明治初期で、建物は戦後建てられた古い木造である。二階は大広間で、道路に対して斜めにカットされている。道路拡張のために切り取られたそうだ。
館内は昭和30年代の雰囲気を色濃く残しており、ファンも多い。また、お風呂は、宿泊客だけでなく、立ち寄り湯(400円)としても開放している。

大型ホテルや老舗旅館が次々と廃業に追い込まれる中で、昭和の小さな旅館が存続できているのをみると、大規模な再開発よりは昭和遺産にスポットをあてるほうが良策のように思える。

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コメント
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