読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

美味んぼ95 焼酎革命 雁屋哲+花咲アキラ

2006-06-03 22:03:46 | 読んだ
さて、いつまで続くか?というのが一番の興味である「美味んぼ」の95巻であります。

第1話”蒸し”の意義
第2話焼酎革命(1)~(6)
第3話ゴボウの教え(前・後編)
となっています。

メインは焼酎革命です。

焼酎は私も「偏見」を持っていまして、まあお酒を飲まなくなった時期と焼酎ブームの時期が重なったこともあって、偏見を持ったまますごしていました。

偏見とは、美味んぼにもあるように「まずい」「いやな匂い」「にごった汚らしい味」という特徴と、そして手っ取り早く酔うための道具であって飲み物ではないという印象。

それが、あるとき一杯だけ飲むことになって、カウンターの目の前にあった「佐藤」というお酒を頼んだ。この時点で「日本酒」と思っていたわけであります。そうしたら「焼酎」なので、何で割りますか?ときた。
で、どうせ焼酎ならば、という気持ちで「ストレート」でと頼んだ。

そうしたら、「えっ!これが焼酎?」というくらいおいしかった。それで、焼酎を見直したのであった。

私の体験と同じようなことの出だしから、焼酎について語られていく。
しかも、山岡の後を継ぐ人間としての「飛沢」の能力を試しながら・・・
これ結構面白かったし、焼酎がなぜおいしくなってきたか、ということと、日本が変わることのひとつの道筋みたいなものを暗示していてるようで。

それからこの95巻では飛沢が正式に山岡の後を継いで「究極のメニュー」つくりに取り組むことになったようで、チョイト今後の成り行きに注目してみたい。

いつまでもいつまでも、海原雄山と山岡の対決だけでは面白くないし、それに究極とか至高とか贅沢なものではない「美味」を考えてほしい、と思っていたので、すこーしだけ飛沢に期待し、栗田さんの安産を祈るのであった。

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