読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

青春のうた40 1970年代前期⑪

2007-08-14 18:27:27 | 読んだ
1.あの人の手紙/かぐや姫 1972年4月

かぐや姫の歌の中では「異質」である。
真っ直ぐな「反戦歌」である。

前奏のコード進行が「Am-C-D-E7」の威勢のいいのりのいいカンジである。
それで反戦歌なので盛り上がる。

よく、歌ったのものだ。
複数でうたうときはちゃんとバックを勤めて歌わなければならないのである。だからひとりで歌うのはさびしい。

2.何とかなれ/古井戸 1972年3月

初めての曲である。

なんとなく「重い」感じである。
これ当時聞いていたら、たぶん、覚えようとしただろう。

年齢と時代背景とによって、歌というのは違って聞こえるものだ。

3.サイクリング・ヴギ/サディスティック・ミカ・バンド 1972年6月

この歌を初めて聴いたとき、懐かしいようでいて新しいようなカンジだたたし、さわやかなのにどことなく猥褻なにおいもあるし、ということですごく新鮮であった。

当時は「重い」或いは「メッセージのある」歌が主流だったので、このように軽い歌が新鮮に感じられたと思う。

大体「サイクリング」なんてもう当時でもそんな楽しいレクリエーションでもなく、ましてや歌詞にあるように「峠の小径」なんか自転車で走るなんてことをしようとは思わなかったのである。
であるが、なんだかこの歌いいんだよねえ。死も曲も。

この後、サディスティック・ミカ・バンドは「タイムマシンにお願い」を出すのであるが、加藤和彦の感覚、というのはなんだかすごいなあ、とこのあたりから思っていたのであった。

4.黒いカバン/泉谷しげる 1972年4月

レコード版というか原曲も面白いには面白いのだが、良くラジオで聞いていたのはいろいろなライブ版であり、歌詞が適当に替わっていて、更に過激だったり滅茶苦茶になっているものだった。

それから、長い間この歌の詩は「泉谷しげる」だと思っていたのだが「岡本おさみ」であった。今回わかったのではないが知ったときは驚いた。

いかにも泉谷しげるがやりそうなことだったので、そう思い込んでいたのである。しかし、あの襟裳岬や旅の宿などの吉田拓郎と名コンビの岡本おさみの作詞とは驚いた。

5.春は静かに通り過ぎてゆく/ロック・キャンディーズ 1971年6月

噂には聞いていたのだが、ロック・キャンディーズ。
谷村新司がアリスを結成する前のグループということであった。

創造していたのは、メルヘンチックなやさしいものだったが、アリスの売れてきた以降のように「太い」カンジであり、ちょいと驚いた。

6.知床旅情/加藤登紀子 1970年12月

知床に行ってみたい、と思ったなあ。
まだ行っていないけれど・・・

森繁久彌の作詞・作曲というのも驚いたが、何故加藤登紀子が歌うのかがよくわからなかった。

急いでいる、忙しいことが美徳のような世の中だったような気がする。
そんな中で、このような自然賛歌がのんびりと歌われたことが、ヒットの要因なのかもしれない。

森繁さんが歌うのもいいけれどあれは「語り」であって、「歌」ということでは加藤登紀子かなあと思うのである。


「ブログ村」というところにこのブログを登録しています。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。またクリックしてもらうと私の人気度が上がるということにもなります。そのへんもご考慮いただき、ひとつよろしくお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年は豊作 の予感 | トップ | 新潮文庫 ブックカバー Yon... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読んだ」カテゴリの最新記事