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読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

小説新潮5月号 特集「エロスの現在」

2005-04-29 21:17:43 | 読んだ
というような特集だそうで・・・
読んだのは
「乞食(ほいと)隠れ」(岩井志麻子)「money」(室井佑月)「エッグタルト」(斎藤由香)そして「冬子」(杉本彩)
の4編

問題は「エロス」とは何か?である。そしてそのエロスを中間小説雑誌で特集して満足の行くものができるのか?、ということである。
こういう感想がでてくるのは、つまり、私と意見に相違があるということで・・・小説のなかでエロスを追求するのであれば、何も具体的な描写をすることでもなければ、観念的な描写に徹底することでもないだろう、と思うのである。

具体的な描写は「映像」に任せたほうがよく、観念的なものは「エロス」と認定する人がどれだけいるか、ということとなる。
つまり、中間小説雑誌のテーマとしては、どうしても中途半端にならざるを得ないわけで・・・。
具体的な描写を女流作家が書いていることがエロスなんだろうか・・・疑問である。
それにその具体的な描写というのはいわゆる「エロ雑誌」のほうがススンデいるわけであって、別に目新しいものではないし・・・

というようなわけで、岩井志麻子の「乞食隠れ」は彼女の得意分野の岡山県の奇譚であって、エロスと感じるかどうかは読者しだい、というところもあり、作品としてはまあ面白かった。
そのほかの作品は「?」というカンジで、まあそういう「エロス」というのもあるんだろうね。小説として発表するものでもないんじゃないの?という印象。

小説新潮は「連載もの」が多くてそれを楽しみに買う人もいるだろうに、こんな特集をされたら(表紙にデカデカとのっている)迷惑な人もいるんだろうなあ、と思った。
私も買うとき一瞬ドキッとしたものねえ

追伸
 「有利子(ありこ)」(幸田真音)購入
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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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楽天勝利 (北上 祐)
2005-04-29 23:53:05
勝ちましたね、嬉しい。明日は応援に行ってきます。今日勝って、岩隈が楽に投げられれば、明日も有望だと思います。



「投資アドバイザー 有利子」(幸田真音)、了。「テロリストのパラソル」読み始め。「スウィングガールズ」のDVDを購入しました。映画が見られなかったので。楽しみです。
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勝利 (嘉壽家堂)
2005-04-30 09:05:41
最後の最後までビクビクものでしたが、勝ちました。

今日観戦にいかれるんですか。うらやましい。

今日は風もなく、いい野球日和だと思います。

ぜひ、勝たせてあげてください。
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行ってきます (北上 祐)
2005-04-30 10:19:14
いい天気です。これから出かけます。勝利を祈ってください。また報告します。
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