小説新潮6月号、連載17回で完結。
小説新潮に連載される赤川次郎の小説は「ヨクワカラナイ」というのが感想である。
赤川次郎を多く読んでいる訳ではないが、ユーモラスな推理小説、というのが印象にある。
しかし、小説新潮に連載されているものはどっか違うように思える。
この「無言歌」の前に連載されていたのも、なんだかよくわからなかったような気がする。
で、この「無言歌」であるが、サスペンスというのでもなければ推理というものでもない。
「謎」といえば、登場人物がそれぞれ抱えているようなきがする。
主人公というか中核をなすのは大学教授の柳原一家である。
この一家がかかわる人々が、醒めた目、で描かれている。
この「醒めた目」というのが、これまで抱いていた赤川次郎に対するイメージと大きく違うのかもしれない。
最終回で明かされる秘密というか謎解きというか、ともかく最終回をよんで、納得するわけでもなく「あーそうなんですか」と、ため息混じりにつぶやきたくなる、そんな小説である。
にもかかわらず、最後まで読ませてしまう、というのがスゴイといえばスゴイ。
小説新潮に連載される赤川次郎の小説は「ヨクワカラナイ」というのが感想である。
赤川次郎を多く読んでいる訳ではないが、ユーモラスな推理小説、というのが印象にある。
しかし、小説新潮に連載されているものはどっか違うように思える。
この「無言歌」の前に連載されていたのも、なんだかよくわからなかったような気がする。
で、この「無言歌」であるが、サスペンスというのでもなければ推理というものでもない。
「謎」といえば、登場人物がそれぞれ抱えているようなきがする。
主人公というか中核をなすのは大学教授の柳原一家である。
この一家がかかわる人々が、醒めた目、で描かれている。
この「醒めた目」というのが、これまで抱いていた赤川次郎に対するイメージと大きく違うのかもしれない。
最終回で明かされる秘密というか謎解きというか、ともかく最終回をよんで、納得するわけでもなく「あーそうなんですか」と、ため息混じりにつぶやきたくなる、そんな小説である。
にもかかわらず、最後まで読ませてしまう、というのがスゴイといえばスゴイ。