軍師黒田官兵衛連載 Vol.7 官兵衛と秀吉

2015-01-26 07:46:36 | Weblog

竹中半兵衛亡き後、官兵衛を参謀として重用してきた秀吉は、その天才的な智力を恐れるようになった。

ある時、俺の後を継いで天下を収めるものは誰と思うかとお伽衆(諸大名説有)に聞いたところ、徳川殿、前田殿、毛利殿など有力大名の名を挙げるも、秀吉は一笑に付して黒田官兵衛の名を挙げた。

それを聞いた官兵衛は身の危険を感じ隠居を申し出た。

官兵衛に二心無く、ただ只管戦の無い世を目指して秀吉に尽くしてきたが、天下人となった秀吉には己の地位を脅かすのではないかと、猜疑心のほうが強くなった。

しかし、官兵衛は、戦国の世を達観し、富貴を望むことなく粛々と己の出番の到来を待ち続けたのである。

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 軍師黒田官兵衛連載 Vol.6 ... | トップ | 軍師黒田官兵衛余聞 大河ド... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事