黒田武士と国家の品格

2007-01-25 17:31:08 | Weblog
ベストセラー「国家の品格」の著者藤原正彦氏のご講演を聴く機会がありました。ツーショツトもお気軽に撮って頂き幸せなひと時でした。今、先生はほとんどの講演依頼を断っているとの事(今回は本当にラッキーでした)。ご講演の内容は日本人はまず読み書き算盤だ。英語で話せるのが国際人ではなくまず人間として内面を磨くこと人格を高めることである。それを怠れば諸外国でいかに流暢に英語を話そうとも外国の人にはその人はただの英語のしゃべれる程度のー中身の薄っぺらなー人だと軽んじられる。そのためには小さいときから漢字を教え本を読ませ、算数を徹底的に教えることだ。(英語を習うよりもっと大事なことは幼時から算数の計算、国語による人格形成を高めるための学び、つまり人としてして良いこと悪いこと、物事の善悪の判断が出来、その区別を身をもってわかるようになることを徹底的に教えることだ)鎌倉以来受け継がれてきた武士道の精神を復活させ日本人の道徳の中核となさねばならない。武士道とは慈愛、誠実、忍耐、正義、勇気、惻隠、名誉、恥など。弱いものをいたわれ、卑怯なことをするな、家族愛、郷土愛、祖国愛、そして人類愛を持つ人になれ。江戸時代の日本の識字率は50%以上そのころ一番優れていたイギリスでも20%。いかに日本人の優秀さが突出していたか。文学作品でも世界中で日本文学に比肩する作品は当時の世界中を探してもどこにもない。数学においてもそうである。元禄時代の少し前鎖国の中、関孝和は行列式を世界で初めて発見した。日本は世界並みではいけない、突出した異常に文化の発達した国でなければらない。そのために国家には品格が無ければならない、、、。あと詳しくは著書をお読みください。きっと心を揺すぶられることでしょう。名誉を重んじ、惻隠の情豊かな黒田武士が輝いて見えます。

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