労働経済の概況
労働経済面をみると、完全失業率が高水準ながらも、低下傾向で推移し、賃金も緩やかに増加するなど(第1図)、雇用情勢は、厳しさが残るものの、改善に広がりがみられる。
・ 完全失業率は、3月は前月と同水準の4.1%となった。
・ 有効求人倍率は、上昇していたが、今月は低下した。
・ 新規求人数は、増加していたが、今月は減少した。
・ 就業者数は季節調整値で3ヶ月ぶりに減少した。雇用者数は季節調整値で3ヶ月ぶりに減少した。
・ 製造業の残業時間は、増加傾向となっている。
・ 定期給与は緩やかな増加傾向で推移している。
5月 月例労働経済報告