人事戦略研究所

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格差社会が現実に

2006年05月13日 | 成果主義時代の衝撃

 所得格差の拡大の記事が新聞に掲載されました。元のデータは
厚生労働省 所得再配分調査報告書
連合総研 第11回「勤労者の仕事と暮らしについてのアンケート」
から確認できます。
どちらも所得格差が広がっているというものです。
教育格差についても、プレジデント2006年5月15日号で取上げられています。
他にも、東洋経済2006年5月13日号で生涯給与格差の特集が組まれています。

 このメルマガを始めた2年前は企業の成果主義の導入が盛んに行われていた
時期です。この時すでに所得格差は拡大する一方だと予測できました。そして
それが、教育格差、医療格差、生活格差つながり新しい階級(所得差階級)が
生まれ固定化していくと予見できました。それが今になって現実味を帯びてき
たと言えます。この流れは簡単には止まらないでしょう。しかもそれが予想以
上のスピードで進んでいます。雇用不安から人材不足へ雇用環境は好転しても、
所得格差が簡単に縮まるとも思えません。フリーター、ニートへの警鐘を鳴ら
してもすぐにそれが解決できるとも思えません。二極化の動きはあらゆるとこ
ろで大きなうねりとなっているのです。

 いよいよ現実になった格差社会をどう生き抜いていくのか、それを自分のこ
ととして考えなければならないときがやってきたのです。
 準備はできていますか?


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平成17年度高校・中学新卒者の就職内定状況等(平成18年3月末現在)について

2006年05月13日 | 統計情報
厚生労働省では、平成18年3月高校・中学新卒者の求人・求職・就職内定状況について、このほど平成18年3月末現在の状況を取りまとめた。
〔高校新卒者〕
 (1)  就職内定者数は17万4千人(前年同期比3.0%増)であり、就職内定率は95.8%で、前年同期を1.7ポイント上回る。就職内定率を男女別に見ると、男子は97.2%(前年同期を1.4ポイント上回る)、女子は94.1%(前年同期を2.0ポイント上回る)。
 (2)  求人数は29万3千人で、前年同期に比べ14.2%増加。
 (3)  求職者数は18万2千人で、前年同期に比べ1.3%増加。
 (4)  求人倍率は1.61倍となり、前年同期を0.18ポイント上回る。

平成17年度高校・中学新卒者の就職内定状況等(平成18年3月末現在)について

平成17年度大学等卒業者就職状況調査(平成18年4月1日現在)について

2006年05月13日 | 統計情報
厚生労働省及び文部科学省では、平成18年3月大学等卒業予定者の就職状況等を共同で調査し、このほど平成18年4月1日現在の状況を取りまとめた。
(1)大学の就職率は95.3%で、前年同期を1.8ポイント上回る。男女別にみると、男子は95.5%(前年同期を2.2ポイント上回る)、女子は95.0%(前年同期を1.2ポイント上回る)。
(2)短期大学の就職率(女子学生のみ)は90.8%で、前年同期を1.8ポイント上回る。
(3)高等専門学校の就職率(男子学生のみ)は96.7%で、前年同期を1.8ポイント下回る。
(4)専修学校(専門課程)の就職率は91.8%で、前年同期を0.7ポイント下回る。

平成17年度大学等卒業者就職状況調査(平成18年4月1日現在)について