生まれて初めての経験ですよ
骨を骨壺に収めるとき二人でつかんで運ぶ
なんとそのとき稔とチャコちゃん先生は
「ポタッ」
順の骨をおとした
「あっ」
周りから声にならない声が聞こえてくる
「二人が仲良くオレの骨を拾いやがって」
と意地悪して存在を示したのかもしれない
などと話し合う二人
ご親族の方に取ってみればとてもおいやだったとは思う
粗相をしてしまったーーーーと反省
「こんなこおともあるのねえ」
と苦笑しながら話し合う二人
更に懲りもせず
「3人で写真を撮ろう」
と順の遺影を間に入れて写真を撮ってもらう
ふざけた二人だがそれだけやりきれない
稔と順は中学校からずっと一緒チャコちゃん先生よりもっと辛い
先日高校の同級生の葬儀の時
「あいつの骨を拾ってやろうよ」
と誘われたが
ふと口を突いて出た言葉が
「私骨を拾うの苦手なの落としそうだから」
と焼き場に行くのをお断りしたのだが
その言葉通りになっている自分にあきれる
しかし奥沢順の偉業は自分の生まれた地に足をしっかりと付け
地域社会に貢献し家業の結城紬をユネスコ文化遺産に登録できたこと
そして昨年の秋には末っ子の長男にすてきなお嫁さんを家族に迎えられたこと
長年の夢だった
「世界染織博物館」の中身はだいぶん集めたが
開館までは行かなかったけど
その夢は必ず遂げられると感じる
通夜から密葬までずっと順のことを考えていたが
「素晴らしく充実した人生」だったと思う
最後の数ヶ月は家族に見守られていたもの
6年前に逝った敦子さんが両手を広げて迎え入れるであろうし
お茶目なところがあったから自分から転がって見せたのかもしれないナ
あの骨はーーー
骨を骨壺に収めるとき二人でつかんで運ぶ
なんとそのとき稔とチャコちゃん先生は
「ポタッ」
順の骨をおとした
「あっ」
周りから声にならない声が聞こえてくる
「二人が仲良くオレの骨を拾いやがって」
と意地悪して存在を示したのかもしれない
などと話し合う二人
ご親族の方に取ってみればとてもおいやだったとは思う
粗相をしてしまったーーーーと反省
「こんなこおともあるのねえ」
と苦笑しながら話し合う二人
更に懲りもせず
「3人で写真を撮ろう」
と順の遺影を間に入れて写真を撮ってもらう
ふざけた二人だがそれだけやりきれない
稔と順は中学校からずっと一緒チャコちゃん先生よりもっと辛い
先日高校の同級生の葬儀の時
「あいつの骨を拾ってやろうよ」
と誘われたが
ふと口を突いて出た言葉が
「私骨を拾うの苦手なの落としそうだから」
と焼き場に行くのをお断りしたのだが
その言葉通りになっている自分にあきれる
しかし奥沢順の偉業は自分の生まれた地に足をしっかりと付け
地域社会に貢献し家業の結城紬をユネスコ文化遺産に登録できたこと
そして昨年の秋には末っ子の長男にすてきなお嫁さんを家族に迎えられたこと
長年の夢だった
「世界染織博物館」の中身はだいぶん集めたが
開館までは行かなかったけど
その夢は必ず遂げられると感じる
通夜から密葬までずっと順のことを考えていたが
「素晴らしく充実した人生」だったと思う
最後の数ヶ月は家族に見守られていたもの
6年前に逝った敦子さんが両手を広げて迎え入れるであろうし
お茶目なところがあったから自分から転がって見せたのかもしれないナ
あの骨はーーー