長崎の「きものをつなぐ会」の企画「目から鱗が落ちるチャ子ちゃん先生のお話会」に行ってきた
そして皆さん目からうろこが落ちたらしい。うっふ
それはたった一人の思いから始まった
長崎在住の着物好きのお役人さんが、ある日突然チャ子ちゃん先生の事務所にいらした
そう5年前だと思う
「来る人拒まず、去る人追わず」の感覚で生きている身としては、訪れる人を拒むわけがない。しかも着物好き
こういう場合
「何か新しいユニークなことをお話しよう」とは考えない
昔これをやって疲れた
ご本人の目的もわからず、何か新しいことを与えないといけない、という思いに取りつかれていたことがあった。しかもそれは何十年も。イヤー疲れたよ。しかもそれの失敗が重なりひどく落ちこみ自分を責めて苦しんだ時期も長かったなあ
その方がいたらしたときはその泥沼から抜け出ていて、とにかく楽しくお相手ができる時期になっていた。そしてそれから淡い交友が続き、お互いに理解を深めながら日々を過ごした。その方も定年を迎え楽しみで一人二人と長崎で着物フアンを増やし、着物を着て集い、おいしいものをいただくという会を続けていらした。そうするときご主人に先立たれ、そのショックでご自分の体調も崩され、そのニュースを聞くたびはるか遠くから、ただお話を聞いて祈るしかなった
その時きもの仲間がその方を支えたのは言うまでもない
少し元気になったので「チャ子ちゃん先生をお呼びしたい、この小さなグループでも来てくださるかしら」
「もちろん喜んで」
伝え聞いた若手が今度は中心になり、みんなで人集めをしてなんと!当日100余人もの方が会場に詰め掛けてくださった
手作りの企画、しかも8割の方がきものを着ての出席、張り切るチャ子ちゃん先生!
チャ子ちゃん先生を知らない人は半分以上、一体何をお話しするのだろう?見当もつかないわ、でも来てみたの、着物を着るチャンスだから。そんなお顔がいっぱい。でもでも、司会のかたのプロフイール紹介で、一呼吸入れたあと「チャ子ちゃん先生事中谷比佐子さんは87歳です」
と最後の言葉に、皆さんわーとばかり笑顔になり一気に場が和んだ
「只今ご紹介いただきました87歳の中谷比佐子です」わーははは
自分の年齢がこんなに人を幸せにするのかと、なんだか不思議な気落ちのままお話を始める。和んだ場はそのまま楽しい愉快な場になっていく、司会の女性の機転が一気にみんなの心を一つにした
手作りの会大成功の一幕
それは「チャ子ちゃん先生を呼びたい」と思い続けてくださった岡村節子さんに対してのおもいでもあったであろう
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